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SSとか小説を載せるかもしれません。
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このssは 勇者募集してたから王様に会いに行った の189から190の間にあった物語です。
しかしタイトルにあるよう蛇足である可能性が高いです。

読みたい人だけ読んでください。m(__)m



--北の寒村--

吹雪舞う北の寒村に、二人の冒険者が来訪する。

ザクっザクっ

男「……」

少女「……」

二人は黒いローブを身に纏い、人の視線にさらされないように歩いているようだった。

ガランガラン

そして二人は道具屋に入店する。

商人「へいらっしゃい」

男「すまない、薬草と保存食が欲しいんだ」

商人「はいはい、薬草と保存食ですね?おいくつ必要ですか?」

少女「……」

少女はずっと俯いたまま、足元をジッと見ていた

商人「?」

男「5つずつくれ」

商人「あ、へい。1000Gになりやす」





--北の寒村、道具屋--

男「行こう」

代金を支払った男は品を受け取ると、少女の手を取って道具屋からでていった。

ガランガラン

商人「はて……」


--北の寒村、中央道--

ザクっザクっ

男「水はもう手に入れたし、これでしばらくは村や町に寄らなくも済むよ」

少女「……」

少女は虚ろな瞳で男に手を引かれて歩いてる。

男「……雪を見ながら入る温泉は最高らしいけど、それはまた今度にしよう。今はそれどころじゃないからな」

少女「……」

男が振り返って少女を見ても、少女の目線はあくまで下にある。

男「……」

二人の視線が合うことはない。





--北の寒村、道具屋--

ガランガラン

商人「へいらっしゃい……ってお役人さん達ですか??」

?「邪魔するぞ店主」

道具屋に三人の男達が入ってきた。
商人は、その三人の身なりを見て一瞬で、彼らが国に仕える者達だと判断した。

?「店主、こいつらを見なかったか?」

商人「ん?……」

彼らが見せてきたのは手配書。
そこに描かれていたのは、



賞金首
眼帯の男、勇者 
賞金額70,000,000G

賞金首 
角の生えた少女、サキュバス 
賞金額150,000,000G

商人「ん……この男……いや、フードを被っていたのでちゃんとは見えなかったんですが、先ほど来た客の一人が眼帯の男でした」

?「そいつは少女を連れていたか!?」





--北の寒村、入り口--

男「そろそろ本気で移動手段を考えなきゃまずいかもしれないな。いつまでも歩きじゃ疲れちゃうし……それに追手がきたら」

少女「……」

男「寒く……無いか?」

男の問いに、少女は、

少女「……大丈夫」

消え入りそうな声でそう答えた。

男「……そっか」

男は少しだけ頬を緩めた。

男「じゃあ急いで行こう。さっきは少し荒っぽいことしちゃったからな、追手がくるかもしれない」

少女「……」

ザクっザクっ





--北の寒村、中央道--

ザザザザっ

?「西の王国側の国境警備隊がやられたと聞いたからもしやと思ったが……ついている」

ザザザザっ

??「しかし国境警備隊を全滅させるとは……やはり相当の手練のようですね。ライダーマンさんと電王君もやられたそうですし」

ザザザザっ

?「あぁ。気を引き締めろ。なんと言っても相手はあの、勇者なのだから」

ザザザザっ

???「きー」

三人は恐ろしい速度で村を駆けていく。





--北の森--

男「ん?」

何かの気配を感じ取った男は立ち止まり振りかえった。

少女「……どうしたの?」

男「……何か来ている気がする」

男は眼帯を外すと何も無い眼窩で村の方を見た。

男「スキル、望遠眼」

ギィィィン

男「っ!」

北の寒村を抜け、森に入った三人の姿をとらえた。

男(あの姿、追手だ……しかも)

少女「……」

男は少女の手を引いた。

男「今のうちに距離を稼ごう」





--北の森--

ザザザザっ

男「はっ、はっ!」

少女「……はっ」

ザザザザっ

?「む……俺の体が反応を示している……近いぞ!!」

??「えぇ、もう目と鼻の先でしょう」

?「よし、アマゾン!!先に行って奴らを足止めしろ!!」

???改めアマゾン「きー!!わかったきー!!」

命令を受けたアマゾンは近くの木に登ると、木から木へ飛び移り始めた。

シュタッシュタッ

??「彼だけ行かせて大丈夫なんでしょうか?」

?「あいつにとって、ここは得意地形だ。木が生い茂っている場所ならあいつに有利がつく。不安な点が一つあるとすれば……」





--北の森--

ザザザザっ

少女「あっ」

少女が躓いて転ぶ。

男「っ!!大丈夫か、ほら」

男は少女に手を伸ばすが、少女はすぐにその手を取ろうとしない。

男「?早く、追いつかれちまう!!」

少女「……ねぇ、私は」

アマゾン「おーいつーいたーきー!!」

男「!?」

ギィン!!

木の上から降ってきたアマゾン。男は咄嗟にナイフを抜いてその攻撃を防いだ。

アマゾン「きー。かわすとはやるじゃないかきー。さすが元勇者パーティの一員なだけあるきー」

男「……人造勇者か」





--北の森--

男(今までの襲撃を考えれば、今回も一人だけで来たわけじゃないだろうな……ちっ!!)

アマゾン「さぁ、勇者と盗賊、大人しく捕まるきー」

男改め盗賊「ここまで逃げておいて、そんな簡単に捕まってたまるか!!」

シュッ

盗賊のナイフによる攻撃をアマゾンはひらりとかわす。

アマゾン「きーきーきー!抵抗するなら仕方ないきー、森の中でこそ発揮されるおれっちの真の力を見るきー!!」

アマゾンは先ほどのように木に登り、そして、

シュタタタタタ!!

高速で木の間を移動し始めた。

アマゾン「きーきーきー!!この速さ見切れるかきー!?」

盗賊「……スキル、インビジボォ!!」

ビュウン

盗賊は姿を消す。

アマゾン「おーまいきー!」



10

--北の森--

少女改め勇者「……」

アマゾン(姿を隠しやがったきー。でも勇者いるきー?まさか勇者置いて一人だけ逃げたきー?)

アマゾンは木からスルスルと降りてくると、座り込んでいる勇者の前に立ちはだかった。

アマゾン「らっきっきー!なんかよくわからないけど盗賊逃げちゃったきー。とりあえず勇者、おれっちに捕まっとくきー。おれっちの手柄だきー」

ゴッ

盗賊「逃げるわけないだろ」

アマゾン「あばっ!?」

アマゾンは後頭部を大石で叩かれ気絶してしまう。

盗賊「……どんな思考回路してんだろこいつ。こんなのでよく人造勇者に選抜されたなぁ」


ザザザザっ

?「不安な点が一つあるとすれば……あいつは超のつく馬鹿だってことだ」

??「……多分今頃失敗してる気がします」

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