忍者ブログ
SSとか小説を載せるかもしれません。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

161

--草原--

???改め剣豪「ほおおおおおおおお!!」

勇者「っ!!」

ギンっ!!ギンギンっ!!

勇者(こんな剣……見たことない!!)

剣豪「ちぇえい!!!」

ピッ

剣豪の得物は刀。この世界に技術は継承されてなく、既に知識でさえ残ってない代物であった。

勇者(ここまで鋭い切れ味は……今までに見たことが無い!!)

勇者な長い間使っていた大剣を、処刑騒動の際に回収することが出来なかったため、今はクレイモアを使用している。

勇者(あんな細い剣、すぐに叩き折れるはずなのに!)

剣豪「どうした?この刀を折るつもりか?」

剣豪は勇者の剣筋を巧みにさばく。

ドッ

勇者の鎧に傷がつく。



162

--草原--

剣豪「それで終いか!!勇者よ!!」

剣豪の斬撃を剣で受けた勇者は、直観的に判断する。彼を倒すにはモンスターを倒す時と同じく、完全なる殺意をもって臨まねばならないと。

勇者「あああああああああああああ!!!!」

ブオン

しかし勇者の渾身の一振りは剣豪の体にかすりもしない。

剣豪「は、どうした」

その隙をつこうとした剣豪だが、なんとも言い知れぬ不安を感じ取る。

剣豪(罠か?)

勇者の体から発せられる闘気には微塵の揺らぎもなかったのだ。

剣豪(ふむ)

剣豪は刀を鞘へと納める。

勇者(?……!!)

一瞬、剣豪が戦いをやめる気なのかと憶測を立てた。が、彼の眼を見てそれが間違いだったと思い直す。

勇者(あの構えからの……技があるのか?)

剣豪「……」

剣豪は勇者にじりじりと近づいている。



163


--草原--

勇者は勇者で、上段の構えをしたまま、いつでも攻撃できるように精神を張り詰める。

じり

じり

亜人兵E「うおおおおおおおおおおおお!!」

その一瞬は、亜人兵の咆哮がきっかけとなった。
目の前の勇者に、横から駆けてくる亜人兵。そこに剣豪が自分の不利を感じ取ったのだ。

シャッ

先に攻撃をしかけたのは剣豪。

剣豪(まだ遠い)

本来ならばあと一歩、いや半歩距離を縮めておきたかった。いつもの間合とは違う。これは剣豪にとって未知の領域だった。

勇者「おおおおお!!」

容赦無く振り下ろされる勇者の剣。その剣を剣豪は左の肩で受けた。

ズブウ

剣豪「ぬぅううう!!」

もはや左手は振るう刀に力を込められぬ。
勢いと、残った右手で勇者の左手首を払った。

ブシュウー

勇者「!!!!」

確かに今の攻防で受けたダメージは剣豪の方が大きい。だが小柄な勇者が片手であのクレイモアを自在に振れるだろうか。

剣豪は刀の軌道を僅かにそらし、その力の余韻を利用して、

亜人兵E「!!」

迫る亜人兵Eの首を薙いだ。



164

--草原--

剣豪「勝負あったな、勇者よ」

勇者「っぐ!!」

ズバッ

剣豪の一振りを受け損ね、勇者は自らの赤き血によって大地を濡らす。

ボタッボタタ

勇あしhg「……あぐぁ!!」

余りに深く切り裂かれてしまった。
右斜めからの袈裟斬りは肩甲骨を叩き割り、いくつかの重要な臓器を切り裂いた。

ガラン

勇者は

ゆうsmお「あ……が」

剣を手放しその場に倒れ込んだ。



165

--草原--

王様「……頃会いか……よし、人造勇者を投入せよ」

兵士L「はっ!!」

王国連合が完全に押し始めたそのタイミングで、人造勇者は投入された。



166

--草原--

闘士『おおおおおおおお!!!!』

鷲男「イーグルパアアアアアアアアアアット!!」

サイクロプス「げええええええええええ!!」

ズッズウウウン

闘士と鷲男は力を会わせてサイクロプスを倒した。

闘士『どこにいった、人形師!!』

?「彼はもう引いたぞ!!」

??「戦場での役割はもう果たしたのだ!!」

鷲男「何……だ彼らは……赤いマフラー?」

?改め人造勇者一号「人類の未来をまもるため……」

??改め人造勇者二号「王国がつかわした正義の戦士」

人造勇者V3「人造勇者だ!!」

闘士『人造……勇者?』

人造勇者一号「対攻城、雷属性魔法レベル4!!」

人造勇者二号「範囲殲滅、氷属性魔法レベル4!!」

人造勇者V3「攻撃力、防御力、最大上昇の舞!!」

カっ



167

--草原--

城門兵A「がはっ……じょ、城門兵B?……へ、返事をするにゃ……じょ」

人造勇者X「醜き亜人どもめ……」

人造勇者アマゾン「きーーー!!」

人造勇者X「まとめて消えうせるがいいさ、複合攻撃魔法、炎レベル4&」

人造勇者アマゾン「風レベルふぉおおおおおおおおおおおお!!」

ゴオオオオオオオオオオオオ!!!

炎の竜巻が亜人兵をのみ込んでいく。



168

--草原--

賢者「……やりましたね」

魔法使いは血を流して倒れている。

踊子「さ、さすがにこの技は耐えられないだろう。勇者スラッシュの元になったようなわざだっく!!があああっ!!」

賢者「踊子さん!!」

人造勇者ライダーマン「我らが同胞魔法使いが虫の息に……」

人造勇者ストロンガー「やっば~早く助けなくちゃww」

人造勇者スカイライダー「うむ」

踊子「くそ!!今はだれの相手もできないというのに!!」



169

--草原--

盗賊「……!!」

人造勇者スーパー1「お前が勇者か?」

人造勇者ZX「……いや勇者因子を感じない。勇者パーティの一員だろう」

人造勇者BLACK「ならば殺すまでよ。おおお俺は王子なのだから!!」

西の代表「……投入したのか」



170

--草原--

人造勇者クウガ「ご苦労様です」

人造勇者アギト「オリジナルの勇者討伐、さすがです」

人造勇者龍騎「彼女の遺体を我が国に運びます」

剣豪「あぁ……いやまだ死んではいない。かろうじてだが」

ゆうさいhsg「あ……ああ」

人造勇者龍騎「止めを刺しますか?」



処刑場の時は目の前でみんなを瀕死に追いやられたという、怒りがあった。
体の痛みも尋常ではなかったのだが、怒りと苦しみが交互に精神を支配したため、理性が失われることはなかった。

ナンデイツモワタシダケイタイノ

人造勇者アギト「これがオリジナル……」

ナンデイツモワタシダケクルシイノ

人造勇者クウガ「生かして連れて帰るぞ。いい実験材料になる」

トリガー「進化の袋小路。そこへ行きつく人の旅が始まろうとしている……」

痛い痛いよすごく痛い
声もでないし指もうごかせないやだよ

コンナイタイノハイヤダコンナクルシイノハイヤダ
タスケテミンナ
タスケテ……
タスケテ
トウゾク!

トリガー「……ははっ」



<○> <○>  

拍手[1回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
Trackback
トラックバックURL:
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[01/08 NONAME]
[02/24 NONAME]
[08/01 NONAME]
[08/22 ぴよひこ]
[07/05 ちー]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Qw0
性別:
非公開
バーコード
P R
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析
Copyright ©  -- Qw0の書き物書き物 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]