SSとか小説を載せるかもしれません。
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151
--草原--
二頭巨象「ばおおおおおおおん!!」
城門兵達は二頭巨象にしがみ付いている。
城門兵A「あわわ!でかすぎだにゃん!!」
城門兵B「!?このままじゃやばいぴょん!!この速さでいったらすぐ南の王国まで!!」
ことの重大さに気付いた二人は顔を見合わせる。
城門兵A「……城門は」
城門兵B「……絶対に突破させない」
ドドス!!
二頭巨象「!?」
二人は二頭巨象の二つの頭を同時に刺す。
二頭巨象「ばおおおおおん!!!」
二頭巨象は暴れ狂い二人を払い飛ばそうとする。
城門兵A「こいつまだ……」
城門兵B「なら……」
二人は二頭巨象の耳の穴に侵入する。
二頭巨象「ぶお!?!?」
そして
どぐしゃあああああああああ!!
両者はそれぞれの頭の頭頂部から姿を現す。
城門兵A「頭蓋をぶちぬけば」
城門兵B「おとなしくなるでしょ」
--草原--
二頭巨象「ばおおおおおおおん!!」
城門兵達は二頭巨象にしがみ付いている。
城門兵A「あわわ!でかすぎだにゃん!!」
城門兵B「!?このままじゃやばいぴょん!!この速さでいったらすぐ南の王国まで!!」
ことの重大さに気付いた二人は顔を見合わせる。
城門兵A「……城門は」
城門兵B「……絶対に突破させない」
ドドス!!
二頭巨象「!?」
二人は二頭巨象の二つの頭を同時に刺す。
二頭巨象「ばおおおおおん!!!」
二頭巨象は暴れ狂い二人を払い飛ばそうとする。
城門兵A「こいつまだ……」
城門兵B「なら……」
二人は二頭巨象の耳の穴に侵入する。
二頭巨象「ぶお!?!?」
そして
どぐしゃあああああああああ!!
両者はそれぞれの頭の頭頂部から姿を現す。
城門兵A「頭蓋をぶちぬけば」
城門兵B「おとなしくなるでしょ」
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--草原--
魔法使い「範囲魔法、レベル2」
ビシャアアアン!!
しかしそれは賢者の魔法障壁に防がれてしまう。
賢者「元々僕の魔法は攻撃タイプじゃないから、こういうのは得意分野なのさ!!」
踊子「勇者様を裏切った悪い子はいねがー!!」
魔法使いの攻撃を交わし、踊子は魔法使いに接近して蹴りを見舞う。
ゲシッ
魔法使い「ふん、裏切ったのはあの女だ。雷属性、鎌精製」
魔法使いは雷の鎌を作り上げる。
魔法使い「お前らもあの女と一緒にいるのはやめろ。今なら俺がなんとかしてやれる」
賢者「!?」
踊子「はんっ、悪いですけど、あの子を置いてどっか行く気はさらさらないんで~!!」
魔法使い「そうか。じゃあ……死ぬぞ?」
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--草原--
踊子「死ぬのは……どっちですかね!!」
踊子は舞いにより速度を上げる。
魔法使い「速度上昇か。だがいくら早くなったとしても、雷より早く動けるのか?」
魔法使いは鎌を振る。すると
バチバチバヂイイ!!
不可避の高速の斬撃が踊子を捕える。
踊子「ぎゃあああ!!!」
賢者「!?踊子さん!!」(雷の……攻撃補助の特性か!!斬撃速度が極限まで高められている!!)
魔法使い「やめろ賢者。俺はお前のことを仲間だと思っているんだ」
賢者「魔法使い……君」
魔法使い「短い間だったが、盗賊と闘士とお前、四人で西の王国で修業したあの日々……俺の人生の中で最も楽しかった時間だ」
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--草原--
賢者「そう思う君が……なぜ王国につくんだ。僕達を仲間だと思ってくれているなら」
魔法使い「仲間だと思っているからこそ、あの女から引き離そうとしているんだ」
賢者「……どうして君はそこまで勇者さんのことを……」
魔法使い「彼女が世界を滅ぼすからだ」
賢者「そうなるとどうして言いきれる?君も少しだが一緒に旅をしたじゃないか」
魔法使い「俺を……捨てた女さ」
賢者「あれには意味があったんだ!!」
魔法使い「……意味などない。いらない……あの時俺がどれだけ失意のどん底に落とされたと思っている……俺はあの人に会う前からずっと憧れていた。生ける伝説だった。俺は必至に修業しあの人の役に立とうと……なのに魔王だったなんて」
賢者「そのことも知ってたのか……」
魔法使い「俺は王国の軍団長を任されている男だ」
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--草原--
魔法使い「極秘事項のことですら耳に入る。そしてお前達を助ける力もある。戻ってこい……全て勇者のせいにするんだ。そうすれば」
踊子「やれやれ。女の子無視して男同士で熱い会話だなんて、本当ホモですか貴方たち……も!!」
魔法使い「……しぶといな。サキュバスには効果的だったんだがな」
踊子「へ、あんなのと一緒にされちゃあ困りますよ……わたしはね」
踊子の体から6色の魔力が流れ出る。
踊子「貴方の嫌いな勇者もどきなんですから!!」
魔法使い「……お前もだったのか」
賢者「踊子さん!!」(僕もサポートを!!)
踊子「くぉ349う34いあ!!」
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--草原--
魔法使い「だが俺はお前より性能のいい勇者人形と戦ってみたが勝ったぞ?」
踊子「!?」
魔法使い「対単体雷属性魔法、レベル5」
賢者(レベル……5?)
ゴオオオオオオオオン!!!!
横方向に打ち出される白い稲妻。その勢いは踊子だけではとどまらず、南の王国の城壁まで崩す。
賢者「そ……そんな、魔法はレベル4が限界なんじゃ」
魔法使い「人の限界を超えるから天才と呼ばれるんだ」
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--草原--
魔法使い「わかったろ?抵抗は無駄なんだ。兵力からしてお前らの勝ちはないんだ」
賢者「……そうかもしれません。どの道この戦も……でも」
魔法使い「……でも?」
賢者「魔法使い君、君との戦いには勝たせてもらいます。それがここを任された僕達の仕事ですから」
魔法使い「……勝てるものか。残りはお前一人なんだぞ」
踊子「どどどっだrがどうかなあああ!?!?」
踊子は砂煙の中から現れ、魔法使いのもとへと走る。
魔法使い「!?なぜだ!!いくらなんでもレベル5が直撃して助かるはずが」
賢者「なら直撃してないんでしょうね。水属性拘束魔法!!」
大地から水が噴出し、魔法使いの体を締め上げる。
魔法使い「直撃していない……!!霧による幻影魔法か!?いつのまに!!」
賢者「どうせその拘束魔法も、貴方なら簡単に破るでしょう。でも一瞬でいいんです。それがチームプレイですから」
踊子「勇者だからこそ出来る必殺技を見せてあげるよ!!」
踊子は右手を前方に突き出すと、六色の光に包まれる。
魔法使い「なんだそれは……」
踊子「全属性複合攻撃魔法、六色剣!!」
ドバアアアアアアアアン!!
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--草原--
西の代表「思えばお前は、最初から気に食わないやつだった!!」
盗賊「んだよ!!お前が勝手に嫌ってただけだろが!!」
キィン
離れた拍子に、盗賊は足元に魔法罠をセットする。
西の代表「それはそうだろ!!大した実力もないやつが勇者パーティの一員なんだからな!!」
ヒュン
感情的になりほんの少しだけ振りが大きくなってしまったのを盗賊は見逃さない。
ドシュ!
盗賊「……今は、それなりの実力があるつもりだ」
西の代表「ぐふっ!!」
盗賊(よし、あとはその魔法罠でしばらくしびれていてくれ)
しかし、西の代表が魔法罠に接触しても罠は反応しなかった。
盗賊「あれ?」
ズン!!
虚を突かれた盗賊。今度は逆に腹部を突き刺されてしまう。
西の代表「甘いな……しっかり止めを刺さないからこういうことになる」
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--草原--
盗賊「がはっ!!」(しまった、くそ!!深い!!)
盗賊は深手により膝をついてしまう。
しかし西の代表も脇腹を押えたまま立つことが出来ない。
東の兵士C「もらったあああ!!」
盗賊「っぐ!!」
盗賊は剣での一撃をナイフで受け止めた。
ブシュッ
盗賊(いってぇえ!!)
受け止めた衝撃で傷口から血液が流れ出る。
ザシュ!!
痛みを我慢し、返しの刃で兵士の首を切った。
西の代表「……なぜそいつはあっさり殺して俺を殺さない……」
盗賊「はぁっ!!っく……はぁ、はぁ、同じ釜の飯を食った……仲間だもんよ」
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--草原--
西の代表「馬鹿か貴様。俺はお前のことなど……いや、それにしてもおかしな話だ。かつての仲間は殺せずに、赤の他人なら殺してもいいのか?」
盗賊「はっ、はっ……いじわる言うなよ。わかんねぇし簡単に答えられねぇ……よ」
西の代表「ふ、魔族を庇って人と戦うようなやつが、まともな思考で戦っているわけがないか」
盗賊「んだよそれ。なら人間同士で戦ってるお前らはまともな思考だっていうのかよ」
西の代表「……」
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