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31

--北の森--

盗賊「あああああああ!!」

ギィンギィン!!

X「その程度のなまくら、俺の皮膚に傷一つつけられん、ぞっ!」

ドボクッ!

盗賊「ぐあっ!!……こいつかてぇ」

シン(人造勇者の中で二番目に硬いと言われてますからねXさんは。頭の固さで言ったら一番でしょうけど……)

ドッドガガッ!!

盗賊「くっ!!スキル、インビジボゥ!!」

ビュイン

盗賊は姿を消した。

X「む……」

Xはきょろきょろと周りを見渡すも盗賊の姿を見つけることが出来ない。




32

--北の森--

盗賊(魔力をしこたま込めて、斬る!!)

シン「!!Xさん、後ろです!!」

X「後ろにいるんだな?……ぬん」

ゴッ!!

盗賊「ぎゃっ!!」

ダメージを受けた盗賊はスキルが解かれ姿を露わした。

盗賊(なんで居場所がわかった……)

X(テレパシーを使えるものが近くにいると非常に便利だな)

盗賊(まずい、もう相当体力を削られちまってる……なんとか逃げるしか)

シン「Xさん、彼逃げようとしてます」

盗賊「!!」



33

--北の森--
 
勇者「う、くっ!や、やめろ離せ!!……やめるんだ……私にも押さえが効かないんだから……は、離れろ!!」
 
アマゾン「どこの厨二病患者きー……」
 
じたばたじたばた
 
アマゾン「ええいおとなしくしろきー!」
 
少年「随分とまぁ、ひどい光景だね」

勇者「!!」

気付けば勇者の横で体育座りをしている少年がいた。

勇者「い……や」

少年「まさか……ね。魔王の力を使っておきながら、ギリギリのところで踏みとどまるとは……恐れ入ったよ。軟弱だと思っていた君の精神だったけど考えを改めるよ。君は歴代勇者の中でも上位に位置する精神力を持っている」

勇者「う、わ」

アマゾン「?急に大人しくなったきー。ってかどこ見てるきー?ちょっと怖いきー。おれっちお化けとか駄目な人なんだきー」

少年「君ともあろうものが、そんな簡単に組しだかれてどうするのさ」



34

--北の森--

盗賊「ちぇっ……こんな所で大けがしたら村に運ぶのが大変だと思って遠慮してたのに。もうしらねぇぞ」

ズズズ

シン「!なんだこれは」

X「ただの人間が手加減をしていたとでも言うのか?……」

盗賊「いや全力100%だったさ。だけど限界以上は出しちゃいない」

ズズズ

シン(魔力の質が違う……)

盗賊「スキル、透視眼」

ギギギギギ

盗賊が眼帯を取ると、眼帯の下に隠されていた眼窩が光を放ち始める。

盗賊「移動速度上昇、レベル4」



35

--北の森--

ガキン!ギギギギガン!ギンキンッ!!

X「ぐっ!!」

シン「速い!!」

盗賊は高速で移動し休むことなく攻撃し続けている。

X(ガードは間に合わない。攻撃を当てることも出来ない)

ズブシュッ!!

X「ぐっ!!」

Xの首の付け根が切り裂かれる。

シン「Xさん!彼は弱点をねら」

盗賊「」

シン「!!」

一瞬でシンとの距離を詰めた盗賊はナイフでシンの顔を斬りつけた。

ブシャッ!!



36

--北の森--

勇者「やだ、もうあんなのは!」

少年「僕はもう二度と君を不幸な目に合わせたくないんだよ」

勇者「や」

少年「」

ドクン

アマゾン「こいつまじもんの厨二病患者だきー」

ガシッ

アマゾン「きー?」

アマゾンの右腕を勇者の左手が掴んだ。

アマゾン「なにするきー。やめてきー、っていたっ!?ちょ、や、やめてい、いたたたたたた!!あ」

ブチっ

アマゾン「ぎゃあああああああああ!!」

ブシャアアア!!



37

--北の森--

アマゾンの右腕が引きちぎられる。

勇者「は、は、は」

勇者はアマゾンを蹴飛ばしてゆらりと立ちあがる。

アマゾン「お、おれっちの右腕がぁあああああああ」

にゅるん

アマゾン「生えたー」

ゴゴゴゴゴゴゴ

アマゾン「……とか言ってる場合じゃないかもきー」

勇者が纏う黒いオーラは周囲の雪を溶かしている。

アマゾン「これ……すごくまずい気がするきー」

勇者「ぐ、ががあああ!!」

勇者両手で自分の頭部を抑える。



38

--北の森--

盗賊「!!」

X「む!!」

シン「痛い、痛いよぉぉぉ」

盗賊「あの黒い煙……そしてこの感じ、まさか!!」

盗賊は勇者の所に行こうとするが、

X「ようやく楽しくなってきたところだろう?行かせん!!」

盗賊「うるせえ戦闘好き!!スキルインビジボゥ!!」

ビュウン

X「またそれか。シン、奴はどこに」

シン「目が、目があああああああ」

X「……く。まぁいい。奴の行き先などわかってるからな」

Xは黒い煙を目指して駆けていく。



39

--北の森--

アマゾン「ぐは……な、なにこれきー。おれっちこんな炎属性知らないきー。な、なんで炎が黒いきー」

勇者「ぐ、グ……黒氷属性攻撃魔法、レベル4」

バキャキャキャン!!

黒い氷が氷山のようになってアマゾンの頭上に落ちてくる。

アマゾン「ひ、ひいいいいい!!」

ドズン!!

勇者「あ、亜アアああ……」

アマゾン「か、間一髪だったきー……」

盗賊「勇者!!」

勇者「A?と、盗賊……」

少年「……」



40

--北の森--

盗賊「なんでその力を使った!!もうやめろ、ほら行こう!」

勇者「ぐ、グウ」

少年「この男は何を言っているんだろうね。自分の身の危険を感じたから自分で守っただけじゃないか。守る守ると口ばかりでいざとなったら守ってくれないくせにさ」

勇者「!!う、うう!!」

盗賊「勇者!!」

ドジュッ!!

勇者「……あ」

盗賊「!?……ごふっ……」

盗賊の腹部を屈強な腕が貫いた。

X「あっけない、幕切れだったな」

盗賊「や、べぇ」

ドサっ

勇者「あ、あああ」

X「次はお前だ。我らがオリジナル、元勇者。そして現魔王」

勇者「ああアアアアアアアアアアアア!!!!」

黒い炎の竜巻が北の森を吹き飛ばした。



勇者募集してたから王様に会いに行った 
第四部

蛇 足

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