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41
--草原の宿屋--
パチパチと爆ぜる焚火の音。
盗賊「はっ!!」
勇者「……」
盗賊「あ、あれ!?ここどこだ、俺」
ガバッ
盗賊は服をまくって腹を確認するも、そこには傷跡は無かった。
勇者「……」
盗賊「夢……ってことないよな」
勇者「……」
盗賊「勇者が塞いでくれたのか?」
勇者「……」
コクリと頷く勇者。
盗賊「そうか、ありがとう。いつもごめんな」
勇者「……」
--草原の宿屋--
パチパチと爆ぜる焚火の音。
盗賊「はっ!!」
勇者「……」
盗賊「あ、あれ!?ここどこだ、俺」
ガバッ
盗賊は服をまくって腹を確認するも、そこには傷跡は無かった。
勇者「……」
盗賊「夢……ってことないよな」
勇者「……」
盗賊「勇者が塞いでくれたのか?」
勇者「……」
コクリと頷く勇者。
盗賊「そうか、ありがとう。いつもごめんな」
勇者「……」
42
--草原の宿屋--
盗賊「……あいつらは、倒したのか?」
勇者「……うん」
盗賊「殺したのか?」
勇者「……」
勇者は首を横に振るう。
盗賊「そっか」
盗賊は部屋を見渡す。
盗賊「ここは?」
勇者「草原。ここは遊牧民の宿」
盗賊「北の村には戻らなかったのか」
まぁそれが無難かと盗賊。
43
--草原の宿屋--
勇者「……これから、どうするの?」
盗賊「ん。逃げる」
勇者「……いつまで」
盗賊「いい場所見つけるまでさ」
勇者「無計画」
盗賊「だからニートだったのさ」
勇者「……」
盗賊「でも一応……そうだな。草原にまで戻ってきたんだから丁度いいや」
勇者「?」
盗賊「俺らが辿った旅の道をもう一度歩こう」
勇者「……」
盗賊「俺ら二人でさ。何か見つかるかもしれない」
44
--草原の宿屋--
その夜。
勇者「……だからそれはもう嫌なの」
ぼそぼそと何かに向かって話す勇者。
勇者「苦しくてもいい。我慢する。え?」
ぼそぼそ。
盗賊(……寝言?独り言?……こういう旅をするようになってから初めてかもしれない……そうだ、南の王国で一度こんなことがあったな)
勇者「……やめてよ、君の言い分もわかるけど、でも」
ぼそぼそ。
盗賊(……)
勇者「……うえっ……うぅ」
盗賊(……)
45
--草原--
盗賊「勇者、よく寝れた?」
勇者「……うん」
盗賊(嘘つけっての)
盗賊は辺りを見回した。
盗賊「んーっ!!でもまぁすがすがしい天気だな。丁度あの時もこんな感じだったような気がする」
勇者「……うん」
盗賊「右も左もわからなくてさぁあの頃。だって俺箸より重いもの持ったことなかったもん」
勇者「どこの令嬢だ!」
盗賊「んで雑魚のモンスターに攻撃されて死んで……お」
モンスター「ギャアアアス!!」
モンスターがあらわれた!!
盗賊「やべー!懐かしいー。俺こんなのに一撃でやられてたのかよー」
勇者「あの時は本気でひいた」
46
--草原--
モンスター「ぎゃすぎゃす!」
盗賊「あはは。戯れてる戯れてる。ぜんっぜん痛くねぇ」
勇者「もう」
盗賊「ほら、縄張り入って悪かったって、どっかいけ」
モンスター「ぎゃ、ぎゃーす?」
モンスターはしぶしぶどこかへと消えていった。
盗賊「お、以外と聞きわけがいいな」
勇者(……そう言えばモンスターって、古代人のなれの果て……なんだっけ)
盗賊「……っと、思い出したよそう言えば。草原っつったらあいつがいるはずなんだけど」
勇者「あいつ?」
幻覚使い「うじゅるん」
盗賊「いた!!」
47
--草原--
勇者「あの頃はちょっと強敵だったんだっけ、君たちにとっては」
盗賊「よしこいおらああ!!」
勇者「え?なんでそんなに好戦的に!?」
幻覚使いは姿を変えていく。
盗賊「じー……」
ドカドカ
幻覚使いは盗賊に攻撃している。
しかし盗賊は抵抗もせず、攻撃してくる幻覚使いを凝視し続けていた。
勇者「なにあれ。自分の防御力上がったことを実感して喜んでいるのかしら」
盗賊「……ぐ、ぐふ」
勇者(今のも痛い時に使うぐふじゃないし……あ)
盗賊「俺もう死んでもいい」
勇者「そういうことか死ねええええええええええええ!!」
ドグシャ!!
盗賊はちからつきた。
勇者「はぁはぁ。こ、こいつは本当にもおお!!」
幻覚使い「……」
勇者「……あ」
幻覚使いを間近で見た勇者は赤面した。
48
--草原--
勇者「もう、ほんっっとに信じらんない!!」
盗賊「いやー。本物じゃないとわかりつつも、やっぱね、こうね、興奮しちゃうよね!」
勇者「……」
ボッ、と赤くなる勇者。
盗賊「?あぁ、そういや勇者には幻覚使いが誰に見えてたんだ?」
勇者「し、しししししらない!!」
盗賊「もしかして俺?」
ドゴッ!!
盗賊「ごふっ!?」
勇者「違う違う違う違う!!」
盗賊「お腹痛い……」
勇者「お、王様だし!!裸の王様だったし!!」
盗賊「なんという……」
49
--西の王国、領土内--
盗賊「さて、ここからはちょっと用心していかないとな」
盗賊は勇者にフードを被せる。
勇者「本当に行くの?」
盗賊「大丈夫大丈夫。それに見ておきたいんだ」
勇者「……わかった」
盗賊は入国の手続き場所まで来ると、
盗賊「ほれ、勇者」
盗賊は勇者の手を握る。
勇者「あ……」
盗賊「スキル、ダブルインビジボゥ」
ビュウン
盗賊と勇者の姿は消えた。
50
--西の王国--
カーン、カーン
西の王国全体が復興作業のために慌ただしくなっていた。
盗賊「そっか。色々壊れちゃってたしなぁ」
ぼそぼそ。
勇者「……」
盗賊「?勇者?」
勇者「私が攻撃を誘発させたのは、間違いだったんだろうか」
盗賊「……」
勇者「少なくとも結果として大勢の人間が犠牲になったことは、事実だ」
盗賊「でもアレ以外に方法が無かったじゃんか」
勇者「……」
盗賊「本気で勇者がサキュバスを倒しにかかったらもっと被害でちゃうし、あの時はあの強いサキュバスだけじゃなかったもんな」
勇者「……」
盗賊「冷静だったよ、勇者は。そりゃ助けられなかった人は大勢いた。でもあれだけのモンスター達に襲われて全滅しなかった、っていうのは大きいと思う」
--草原の宿屋--
盗賊「……あいつらは、倒したのか?」
勇者「……うん」
盗賊「殺したのか?」
勇者「……」
勇者は首を横に振るう。
盗賊「そっか」
盗賊は部屋を見渡す。
盗賊「ここは?」
勇者「草原。ここは遊牧民の宿」
盗賊「北の村には戻らなかったのか」
まぁそれが無難かと盗賊。
43
--草原の宿屋--
勇者「……これから、どうするの?」
盗賊「ん。逃げる」
勇者「……いつまで」
盗賊「いい場所見つけるまでさ」
勇者「無計画」
盗賊「だからニートだったのさ」
勇者「……」
盗賊「でも一応……そうだな。草原にまで戻ってきたんだから丁度いいや」
勇者「?」
盗賊「俺らが辿った旅の道をもう一度歩こう」
勇者「……」
盗賊「俺ら二人でさ。何か見つかるかもしれない」
44
--草原の宿屋--
その夜。
勇者「……だからそれはもう嫌なの」
ぼそぼそと何かに向かって話す勇者。
勇者「苦しくてもいい。我慢する。え?」
ぼそぼそ。
盗賊(……寝言?独り言?……こういう旅をするようになってから初めてかもしれない……そうだ、南の王国で一度こんなことがあったな)
勇者「……やめてよ、君の言い分もわかるけど、でも」
ぼそぼそ。
盗賊(……)
勇者「……うえっ……うぅ」
盗賊(……)
45
--草原--
盗賊「勇者、よく寝れた?」
勇者「……うん」
盗賊(嘘つけっての)
盗賊は辺りを見回した。
盗賊「んーっ!!でもまぁすがすがしい天気だな。丁度あの時もこんな感じだったような気がする」
勇者「……うん」
盗賊「右も左もわからなくてさぁあの頃。だって俺箸より重いもの持ったことなかったもん」
勇者「どこの令嬢だ!」
盗賊「んで雑魚のモンスターに攻撃されて死んで……お」
モンスター「ギャアアアス!!」
モンスターがあらわれた!!
盗賊「やべー!懐かしいー。俺こんなのに一撃でやられてたのかよー」
勇者「あの時は本気でひいた」
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--草原--
モンスター「ぎゃすぎゃす!」
盗賊「あはは。戯れてる戯れてる。ぜんっぜん痛くねぇ」
勇者「もう」
盗賊「ほら、縄張り入って悪かったって、どっかいけ」
モンスター「ぎゃ、ぎゃーす?」
モンスターはしぶしぶどこかへと消えていった。
盗賊「お、以外と聞きわけがいいな」
勇者(……そう言えばモンスターって、古代人のなれの果て……なんだっけ)
盗賊「……っと、思い出したよそう言えば。草原っつったらあいつがいるはずなんだけど」
勇者「あいつ?」
幻覚使い「うじゅるん」
盗賊「いた!!」
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--草原--
勇者「あの頃はちょっと強敵だったんだっけ、君たちにとっては」
盗賊「よしこいおらああ!!」
勇者「え?なんでそんなに好戦的に!?」
幻覚使いは姿を変えていく。
盗賊「じー……」
ドカドカ
幻覚使いは盗賊に攻撃している。
しかし盗賊は抵抗もせず、攻撃してくる幻覚使いを凝視し続けていた。
勇者「なにあれ。自分の防御力上がったことを実感して喜んでいるのかしら」
盗賊「……ぐ、ぐふ」
勇者(今のも痛い時に使うぐふじゃないし……あ)
盗賊「俺もう死んでもいい」
勇者「そういうことか死ねええええええええええええ!!」
ドグシャ!!
盗賊はちからつきた。
勇者「はぁはぁ。こ、こいつは本当にもおお!!」
幻覚使い「……」
勇者「……あ」
幻覚使いを間近で見た勇者は赤面した。
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--草原--
勇者「もう、ほんっっとに信じらんない!!」
盗賊「いやー。本物じゃないとわかりつつも、やっぱね、こうね、興奮しちゃうよね!」
勇者「……」
ボッ、と赤くなる勇者。
盗賊「?あぁ、そういや勇者には幻覚使いが誰に見えてたんだ?」
勇者「し、しししししらない!!」
盗賊「もしかして俺?」
ドゴッ!!
盗賊「ごふっ!?」
勇者「違う違う違う違う!!」
盗賊「お腹痛い……」
勇者「お、王様だし!!裸の王様だったし!!」
盗賊「なんという……」
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--西の王国、領土内--
盗賊「さて、ここからはちょっと用心していかないとな」
盗賊は勇者にフードを被せる。
勇者「本当に行くの?」
盗賊「大丈夫大丈夫。それに見ておきたいんだ」
勇者「……わかった」
盗賊は入国の手続き場所まで来ると、
盗賊「ほれ、勇者」
盗賊は勇者の手を握る。
勇者「あ……」
盗賊「スキル、ダブルインビジボゥ」
ビュウン
盗賊と勇者の姿は消えた。
50
--西の王国--
カーン、カーン
西の王国全体が復興作業のために慌ただしくなっていた。
盗賊「そっか。色々壊れちゃってたしなぁ」
ぼそぼそ。
勇者「……」
盗賊「?勇者?」
勇者「私が攻撃を誘発させたのは、間違いだったんだろうか」
盗賊「……」
勇者「少なくとも結果として大勢の人間が犠牲になったことは、事実だ」
盗賊「でもアレ以外に方法が無かったじゃんか」
勇者「……」
盗賊「本気で勇者がサキュバスを倒しにかかったらもっと被害でちゃうし、あの時はあの強いサキュバスだけじゃなかったもんな」
勇者「……」
盗賊「冷静だったよ、勇者は。そりゃ助けられなかった人は大勢いた。でもあれだけのモンスター達に襲われて全滅しなかった、っていうのは大きいと思う」
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