SSとか小説を載せるかもしれません。
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111
--テラス--
勇者「私は……彼らのために戦いたい。こんな出来そこないの私でもできるのなら」
亜人王「本当……ですか?」
盗賊「あーあ、言うと思ったよ」
踊子「まぁ甘ちゃんですからね~」
勇者「あ、甘ちゃんじゃないっ!!私は……一度全ての人間を犠牲にしてでも生き残ろうとしたんだぞ?」
盗賊「いつ?」
勇者「魔王との……戦いで」
盗賊「ベソかいてたもんなwww」
勇者「うっ!?」
闘士「うごおおおおおおおおおおおおお!!」
盗賊「げぇっ、闘士」
サキュバス「あぁそいつさっき到着したんだが、ちょっと頭のネジはずれちまったみたいだ」
盗賊「た、助けて!!このパターンは!このパターンはあああああああああああ」
亜人王「……いい仲間をお持ちで」
勇者「まともなやつは一人もいなんですけどねww」
踊子(貴女がいいますか~)
--テラス--
勇者「私は……彼らのために戦いたい。こんな出来そこないの私でもできるのなら」
亜人王「本当……ですか?」
盗賊「あーあ、言うと思ったよ」
踊子「まぁ甘ちゃんですからね~」
勇者「あ、甘ちゃんじゃないっ!!私は……一度全ての人間を犠牲にしてでも生き残ろうとしたんだぞ?」
盗賊「いつ?」
勇者「魔王との……戦いで」
盗賊「ベソかいてたもんなwww」
勇者「うっ!?」
闘士「うごおおおおおおおおおおおおお!!」
盗賊「げぇっ、闘士」
サキュバス「あぁそいつさっき到着したんだが、ちょっと頭のネジはずれちまったみたいだ」
盗賊「た、助けて!!このパターンは!このパターンはあああああああああああ」
亜人王「……いい仲間をお持ちで」
勇者「まともなやつは一人もいなんですけどねww」
踊子(貴女がいいますか~)
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--王国--
王様「この度は遠い所からわざわざお越しいただき感謝します」
東の王様「……ふん」
北の王様「ええですええですwwといいますかぁ、西の女王様はどうしたんでっか?やっぱり死んでもうたんですかな??」
王様「えぇ……その代わりに生き残りの彼が西の王国の代表を務めます」
兵士X改め西の代表「よろしくお願いします」
東の王様「……そんなことはどうでもいいのだ。わざわざ呼びつけた要件を言え中央の王」
北の王様「あちゃーww東の王様は相変わらずでんなぁwwゆっくりしましょうよww」
王様「貴方方を呼んだのは他でもありません……同盟を結びましょう」
東の王様「……む?」
北の王様「ほほー!!魔王が死んだ今、対魔王同盟は無くなりますからねぇ、新たな結束というわけですか??」
王様「我々は人同士で争っていてはいけないのです」
受付「……ふふふ」
113
--王国--
東の王様「……南の王がいないが?」
北の王様「ふぅむ!これはわしが考えるにぃ……亜人は人のうちに入らないから言葉を交わす必要がない、と?www」
王様「……ええ」
西の代表「……」
北の王様「ほほー!!こらまたきっついwwというわけは……」
東の王様「南の王国に攻め入るのだな?」
王様「えぇ……」
東の王様「攻める理由はなんだ?」
北の王様「亜人だからぁ。ぶはっwww」
東の王様「それでは国民が納得せん。亜人保護団体なんていう酔狂なものが我が国にはあるしな」
王様「……勇者達のことは知っていますか?」
北の王様「あれでっしゃろ?魔族を助けて逃亡したとかいうwww全く何を考えているのやらwww」
王様「その勇者達が今南の王国にいるのです」
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--王国--
東の王様「……魔族側に寝返った勇者達、そしてそれをかくまっている南の王国……そういう筋書きか」
王様「その通りです」
東の王様「ふん、ならば教えろ。なぜ魔王を倒した勇者一行が魔族側に寝返ったのかをだ」
西の代表「!?」
北の王様「きっと処刑しようとした魔族がすんごい可愛かったんちゃいますのん?www」
王様(東のはだませんか……)
王様「皆目見当がつきません」
東の王様「……ふん」
東の王様(処刑の人物とは別にサキュバスを見たという情報は入っている。お前達が勇者一行を瀕死においやったこともだ……狸め)
王様「……とまぁ、南の王国を制圧した際は、どの国も損することのないように、公平な共有財産にしたいと思います」
東の王様「まて……我が国も戦争に行くとは言ってないぞ」
受付「!?」
115
--王国--
東の王様「あんな亜人の国、王国と北の王国が手を組みさえすればたやすくねじ伏せられるであろう?」
王様「……」
北の王様「そんなあんさん、わしらだけ疲弊してまうじゃないですかぁ」
王様「では……贈り物を差し上げます」
東の王様「ほぉ……」
王様「受付や」
受付「はい。どうか中庭をご覧ください王様方」
ザァア
部屋のカーテンが開けられる。
そこには30人の兵士が整列していた。
東の王様「あれがなんだと言うのだ。む?女や幼子までいるではないか」
王様「あれが我々の最終兵器、人造勇者です」
116
--王国--
東の王様「人造……勇者だと?」
受付「詳しくはこちらの資料をご覧くださいませ」
パラリ
受付「我々は勇者の力の要因を発見しました。その名は勇者因子。対魔能力に優れた人の最終形と言っても過言ではございません。しかしこの勇者因子、非常に不安定なものなのです」
パラリ
受付「ほんの少し間違うだけで制御不能になり、辺り一帯を破壊し続けます」
東の王様「……」
受付「ですがご安心ください。長年の研究により、成功体と呼べるものを30体作りだすことに成功いたしました」
パラリ
受付「ステータスはオリジナルの勇者と比べ多少劣るものの、常人よりはるかに強く、全ての属性の魔法を使えます」
王様「これを貴方方に5体ずつ進呈いたします」
東の王様「!?」
117
--王国--
北の王様「おほぉー!?これは随分とふとっぱらでんなぁ王様wwwこれを作りだすために捨てた金は安いもんじゃないんでがしょ?」
王様「えぇ、ですが私はどうしても同盟を結びたいのです」
北の王様「わかりましたわかりました。同盟を結びましょww我が北の王国を代表し、サインいたします」
サラサラ
王様「いかがでしょう?東の王様」
東の王様「10体だ」
受付「……え?」
東の王様「我が国がもらい受ける人造勇者は10体だ。そうでなければ結ばん」
北の王様「そ、それはいくらなんでもひどいでっせ!!」
王様(……一歩間違えばこの同盟連合を敵にまわすことになるというのに……ふ)
王様「わかりました。東の王国には10体申請いたします」
北の王様「な!?」
118
--王国--
東の王様「ペンを貸せ」
受付「はい。どうぞ」
サラサラ
王様「西の代表、貴方の所は5体でいいですか?」
西の代表「はい」
サラサラ
北の王様(くぅ~!!わしもごねておけばよかった!!……しかしいまさら約束を反故にもできん)
東の王様(……これでも少ないくらいだ。西は既に王国のものになっているし、北は王国の配下のようなもの……)
王様「それでは、南の王国への進撃は一週間後とします」
東の王様(おもちゃを与えておいてそれを使える場所も用意する……人造勇者の能力を試せということか)
--宿屋--
盗賊「ぐあっ!!ぱ……パワーアップ……している……だとぉお!!っがあああ」
119
--宿屋--
踊子「そいじゃあお休みなさい~」
サキュバス「こら、蝋燭を消せ」
勇者「……」
ボッ
勇者(……これでいいんだ。私は勇者なんだ。虐げられし者達の剣。それが勇者の在り方なんだ)
男の子「やぁ久しぶり」
勇者「!?」
120
--宿屋--
男の子「ふぅん……君は……本当に不思議だね」
勇者(?いきなりどうしたのよ)
男の子「とっくのとうに魔王化が始まっているというのに、ある一線を超えずにい続けている……こんなことは長い歴史の中でも初めてだよ」
勇者(そう……なの?)
男の子「いや、だからこそ僕は君に惹かれたのか」
勇者(?)
男の子「わかった。君には全てを伝えよう」
勇者(全て?)
男の子「なぜ魔王と勇者がいなければならないのかを」
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