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--宿屋--
盗賊「はぁ~あ。とうとう明日かぁ。……人間達と戦うはめになるなんてなぁ」
賢者「……」
盗賊「……賢者さん、どうしました?」
賢者「あ、いや……うん、大丈夫だよ」
盗賊「……死なんで下さいよ?みんな……誰一人として」
闘士「とう、ぞく」
盗賊「みんな大事なんですから」
賢者「……あぁ!!」
--南の王国--
城門兵A「にゃーん!にゃーん!!」
城門兵B「くっ!!なんてやつらだぴょん!!こんなひどいことをぴょん!!」
亜人王「いや、あの人たちはふざけているだけであってだな……」
城門兵B「わかってるぴょん。あの人たちかなり強いぴょん。最初に会った時、私達はお仕事してたぴょん。常に臨戦態勢でいたのに……二度も私をさらったぴょん……」
鷲男「……えぇ、あの人たちはきっと我々の力になってくれるでしょう」
亜人王「……ほっ」
--宿屋--
盗賊「はぁ~あ。とうとう明日かぁ。……人間達と戦うはめになるなんてなぁ」
賢者「……」
盗賊「……賢者さん、どうしました?」
賢者「あ、いや……うん、大丈夫だよ」
盗賊「……死なんで下さいよ?みんな……誰一人として」
闘士「とう、ぞく」
盗賊「みんな大事なんですから」
賢者「……あぁ!!」
--南の王国--
城門兵A「にゃーん!にゃーん!!」
城門兵B「くっ!!なんてやつらだぴょん!!こんなひどいことをぴょん!!」
亜人王「いや、あの人たちはふざけているだけであってだな……」
城門兵B「わかってるぴょん。あの人たちかなり強いぴょん。最初に会った時、私達はお仕事してたぴょん。常に臨戦態勢でいたのに……二度も私をさらったぴょん……」
鷲男「……えぇ、あの人たちはきっと我々の力になってくれるでしょう」
亜人王「……ほっ」
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--草原--
草原を埋め尽くさんばかりの兵が整列している。その兵達が来ている鎧は統一されいるわけではない。
東の赤、北の鈍色、西の黒、そして王国の青。
即席で立てられたやぐらの上に三人の王様と代表が立っていた。
王様「皆の者、よく聞くがいい!!」
ざわ王様ざわ
王様「お前達がこれから行うのは決して悪しきことではない!人類の未来を勝ち取るために行う聖戦なのだ!!」
ざわざわじはーどざわ
王様「これから戦いに行く南の王国、別名亜人国はあの勇者をかくまっている!!」
ざわざわ、勇者?ざわざわ貧乳?ざわざわ
王様「勇者と聞いて動揺している者もおるだろう。そうだ、魔王を倒し人の未来を切り開いた者、あの勇者達だ!!」
ざわざわざわざわざわざわ
王様「そこだけ聞けば、何が悪いのかわかるまい。しかしだ。皆は魔王討伐という華やかな部分は知っていても、勇者の側面はわかるまい?」
ざわざわささざわ……
王様「諸君らは……魔王を倒すという大義名分を盾に、今まで彼らがやってきた悪行を知っているだろうか?」
ざわわ!?
133
--草原--
王様「例えば……西の王国壊滅の原因になった……とか」
ざわざわざわわ!?
王様「彼らが西の王国に滞在していた時のことだ……ある魔族がモンスターを連れて西の王国へ進攻してきた」
ざわわ~ざわわ~ざわわ~
王様「偶然居合わせた彼らはモンスター達と戦ったらしいのだが……分が悪いと見るや否や、西の王国の民を見捨て逃げ出したのだそうだ」
東の王様「……」
ざわざわ見殺しざわ!?
王様「ここに生き証人がおる……」
西の代表「西の代表です。当時私達は魔族と戦いましたが、力及ばず氷漬けにされました……」
王様「西の王国と連絡が取れないことに気づいた我が国は、すぐさま救援を送ったのだが……それは悲惨なありさまだった」
西の代表「助け出されてからわかったことですが、西の王国の皆は……私達数百人を除き、皆殺しにされていました……」
王様「……やつらは勇者でありながらも、勝てない相手だとわかった途端、民を助けずに逃げ出したのだ……そしてその不手際を隠すべく……内緒にして……」
ざわざわ……
王様「我々が駆け付ける数日前に息絶えた者もいたのだ……勇者達が見殺しにさえしなければもっと助かったかもしれない……」
北の王様「そぉしてぇ、これは皆さんご存知の通りだと思いますがぁ、彼らは魔族を助けて逃亡したのでぇす」
ざわざわきたざわ
134
--草原--
北の王様「私が思うに、これは勇者達と魔族の間になんらかのつながりがあると言っていいでしょう。そうすれば全てうまく説明できるのですよ。
勇者『私達を見逃してぇん!!この人達は殺しちゃってもいいからあぁん!!』なんて交渉があったり……」
ざわざわおかまざわ
東の王様「……なんにせよ、魔族を連れて逃げているということに間違いは無い」
王様「では王国の王の名の下に宣言する!!勇者討伐戦争を」
開始する。
135
--草原--
盗賊「あーあ……すんごい量の敵が来てますね。地平線が真っ黒だぁ」
勇者「……あぁ」
賢者「……」
踊子「わたしたちは……いつ戦いをやめられるんでしょうね。魔王を倒した後は、プール尽きの豪邸で毎日遊んで暮らせるもんだとばっかり」
盗賊「……人を斬るのは初めてだけど、モンスター殺せて人間が殺せない道理もないか」
踊子「同種はタブーです☆」
鷲男「なら私は一体どちらに入るんでしょうね」
踊子「どちらかというと……鷹?」
鷲男「私は鷲の亜人なんですけれどもお嬢さん」
勇者「……くるぞ」
……ォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!
勇者「みんな!!私は勇者だ!!勝利は我と共にある!!私に続け!!!!」
亜人軍「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
王国連合総兵数、301,764名
南の王国総兵数、 21,213名
136
--草原--
兵士M「あああああああああああああああ!!!!」
波のように押し寄せる兵士の大群。
その先頭に向かって勇者達は駆けていく。
勇者「っっく!!!」
ドシュ!!
兵士M「がはっああああ!!!」
先頭を走っていた兵士を
キル。
盗賊「いくぞおおおおおおおおおおお!!!」
闘士「おおおおおおおおおおおおおお!!!」
鷲男「我が国を守れええええええええ!!」
亜人兵A「にょおおおおおおおおおおおお!!!」
城門兵A「にゃんにゃあああん!!」
城門兵B「ぴょんぴょおおおん!!」
盗賊「おまいらしまらねぇな!!」
サキュバス「んじゃ、私は用事があるんで!!」
盗賊「え!?こ、こらああああああああああ!!」
サキュバスはグリフォンに乗って飛んで行ってしまう。
サキュバスがパーティから外れた。
137
--草原--
西の兵士A「お前らのせいで母さん達は!!!!」
勇者「!?」
後ろから西の兵士Aは斬りかかった。
盗賊「あぶねぇ!!」
ドン!!
盗賊は体当たりで西の兵士Aを弾き飛ばし、
ザブッ
西の兵士A「ぐひゅっ」
喉笛をかき切って息の根を止めた。
盗賊「馬鹿っ!!死んじゃうだろ!?」
勇者「……うるさいっ!!それよりいつまで私の傍にいるつもりだ!!お前の役割はここじゃないだろ!?」
盗賊「っく!言われなくても行くさ!!生きろよ!?」
勇者「……あぁ」
138
--草原--
東の兵士A「お前達が前線かっ!!勇者一行!!」
東の兵士B「図体ばかりでかくたって!!」
闘士「おおおおおおおおおおおおおお!!」
ドッゴオオオオン!!
鷲男「!!……地面をひっくり返すとは……!!」
闘士「おで、みんなのために、戦う!!!!」
??「ふぅぅん。おもしろそうなやつがいますねぇ」
鷲男「!!あいつは北の人形使い!!」
??改め人形使い「この前魔王城に遊びに行ったんですがねぇ、おもしろいものがあったんですよぉ」
シュン
闘士「!?」
闘士がすんでの所で攻撃を交わす。
ワーウルフ「あおいwr8ぎゅあ984」
139
--草原--
城門兵A「にゃっはー!!雑魚共めぇ」
城門兵B「死にたくば、あ、かかってくるがいいぴょん~」
キラン
盗賊「あ、カットイン入った。どうやってやるんだろうあれ」
城門兵A、B『奥儀、滅殺猫うさ砲!!』
ドギャギャギャギャアアン!!!!
北の兵士A「ごっふ!!」
盗賊「……やべぇ、百人くらい吹っ飛んだぞ」
城門兵A、B『ふたりは、プ』
盗賊「まてまてまて」
140
--草原--
??「ひひひひひっ、おいらもまぜてくださいでやんす」
盗賊「凡打君か!?」
??「違うでやんす。北の召喚士でやんす」
盗賊「……特殊職業か」
??改め召喚士「ししししっ、お前らのようなありふれた職業とは違うのでやんす。格の違いを見たらいいのでやんす」
城門兵A「聖にゃる土地を汚す者よ!」
城門兵B「あこぎな真似はやめるぴょん!」
召喚士「今週のびっくりどっきり召喚獣~」
盗賊「あ、しまた!!」
空中に魔法陣が展開し、そこから巨大なモンスターが二体現れる。
召喚士「さぁいけ二頭巨象、サイクロプス!!」
城門兵A、B『来週もまた見てにゃん!!』
盗賊「逃げんな!!」
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