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21
--地下牢獄--
カンカンカンカンカン
勇者「誰!?」
盗賊「お、まだ階段の途中だってのに」
踊子「ありゃ~やっぱり涙声です~ww」
勇者「……ひっ!」
カンカン
勇者「やめて!!来ないで!!」
悲痛な叫びが地下の中で響く。
勇者「はぁ……はぁ」
盗賊「!……」
盗賊の足がぴったりと止まってしまう。
今まで聞いたことがない勇者の悲鳴……。
盗賊「勇者……さん」
勇s者「おネがいだから来るなあああァああ!!」
--地下牢獄--
カンカンカンカンカン
勇者「誰!?」
盗賊「お、まだ階段の途中だってのに」
踊子「ありゃ~やっぱり涙声です~ww」
勇者「……ひっ!」
カンカン
勇者「やめて!!来ないで!!」
悲痛な叫びが地下の中で響く。
勇者「はぁ……はぁ」
盗賊「!……」
盗賊の足がぴったりと止まってしまう。
今まで聞いたことがない勇者の悲鳴……。
盗賊「勇者……さん」
勇s者「おネがいだから来るなあああァああ!!」
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--地下牢獄--
盗賊「……っ」
勇しゃ「っひっ……ふェ……」
盗賊「……わかった。よいしょっと。ちょい狭いけど、階段から話すよ」
勇者「……え?」
賢者「勇者さん、あの」
勇者a「なんで……話……聞いたんだろ?私が……魔王だッて」
踊子「うん。聞きましたよ」
勇者「う……っすん」
盗賊「こんなことなら王国に帰ってこなきゃよかったなww」
勇者「……遅かれ早カれ……私は」
盗賊「南の王国、食べ物おいしくて自然が綺麗らしいんだ。故郷に帰ってお母ちゃんに顔見せた後、みんなで行こうとしてたんだけどさ。先に行っておけばよかったね」
勇者「……」
踊子「ボソ)ちょっと!何言ってるんですか!」
盗賊「だからさ、これが終わったら」
勇しha「私はいケナい……」
23
--地下牢獄--
ゆう者「ワタシは……三日後に……」
盗賊「知ってる」
yuusha「ダッタラ!!」
盗賊「逃げよう」
兵士D「!!」
踊子(な、何いっちゃってるんですかああああああもおおおお兵士いんのに!!)
勇者「……私は、逃げない」
24
--地下牢獄--
勇者「私は、出来そこないの勇者だった……だから、だから、ここで逃げたりなんか出来ない。……世界の平和のために……三日後死ぬ」
盗賊「……じゃあ俺が勇者さんに介錯してあげたい」
賢者「!?」
勇しya「yだ」
盗賊「王様が言ってたんだ。俺らの誰かにそれをやらせたいらしい。なら俺が」
勇者「やだ!!」
盗賊「……勇者さ」
勇者「……に斬られたくない」
闘士「……」
勇者「大賢者様に伝えて。死刑執行、貴方にお願いする……って」
25
--自宅--
盗賊「ただいま……」
母「!?あ、お帰り俺!!あ、いまは盗賊だっけ?よくやったわね、お母ちゃんうれしいよ!!」
盗賊「母ちゃん……」
母「あんなに駄目だ駄目だと思ってた息子がこんな立派に……!体つきもたくましくなって!!」
盗賊「母ちゃん」
母「しかも聞いたよ。魔王討伐した後に側近を捕獲して連れ帰って来たんだって?三日後には私も処刑場にいくからね!」
盗賊「!!」(……そういうことにしているのか……そりゃそうか)
母「今お前の大好きなシチュー作るからね」
26
--自宅--
コンコン
母「はいはーい」
盗賊(あれは世間には公表しないのか……だとすると国のみんなは処刑されるのが勇者だということを知らない?)
母「盗賊ー、城の人がアンタに用だってー」
盗賊「わかったー」
トントントントン
盗賊(なんだ?なんの)「あ」
見習いB「……」
そこにいたのは、盗賊ギルドで供に修業した見習いBだった。
27
--自宅--
盗賊「あぁ!!久しぶり!!西の王国の復興でもしてるのかと思ったよ、こっちに来てたんだなww」
見習いB「……どの面下げてそんなことを言いやがる」
盗賊「……え?みなら」
見習いB「俺ら西の王国の人々を見捨てて魔王討伐に向かった勇者一行め!!」
盗賊「え……何を言って」
見習いB「お前達に見殺しにされた18万人の命の恨み決して忘れない!!」
28
--自宅--
死刑執行の時に勇者の顔が分からないように布をかぶせる。それは勇者の視界を奪うということでもある。勇者には大賢者が死刑執行すると伝えてあるが、本当の死刑執行者はお前だ。
と見習いBは盗賊に伝えて去った。
母「さぁできたわよ!召し上がれ!!」
盗賊「あぁ頂きます……なぁ母ちゃん、西の王国のことなんだけど」
母「あぁ……魔族に襲撃されて……ってやつのこと?ひどい有様だったらしいわねぇ。生存者は300人くらだったんだっけ?」
盗賊「!?な、なんで!?」
母「なんでって母ちゃんに聞かれてもわかんないけど、奇跡的に生き残ってたのは氷漬けになってた300人だけだって……」
盗賊(なぜだ?……あの後すぐに王国に応援を要請した……なにが)
母「あぁ、さっきの人もしかして西の王国出身の人だったのかしら?大変よねぇ助け出されてまだ1週間も立ってないっていうのに」
29
--賢者の家--
次の日、盗賊達は賢者の家に集まった。
盗賊「賢者さんの家でか!!金持ちだったのか」
賢者「はは、とんだドラ息子さ……」
踊子「今は違うんじゃないですか~?」
闘士「すごく……いい男です」
盗賊「まぁ、そんなことはどうでもいいんだ」
賢者「いいんだ!?」
盗賊「勇者さんのことも気になるが、西の王国のその後について話したい」
踊子「なんか変ですよね~。近くの町の伝令にも頼んだし魔法使いさんにも応援救助要請を伝えにいってもらったのに~」
賢者「救助されたのはごく最近。つまり三か月以上放置されてたってことになりますね」
30
--賢者の家--
踊子「これだから税金で働いている連中は信用ならんです~」
賢者「でも変ですよね。サキュバスの魔法の氷は簡単には破壊できませんよ。それ相応の負荷を与えないと……山賊やモンスターが現れたところで18万人も破壊できません」
盗賊「……王様は知ってるんだよな、当たり前だけど」
踊子「あの狸は信用ならんですね……隠してること多そうです~」
盗賊「まぁこの件については話しても仕方ないか。ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」
皆の前に出されたのは、かなりでかい縮れ毛だった。
闘士「すごく…………ちん○です…」
--地下牢獄--
盗賊「……っ」
勇しゃ「っひっ……ふェ……」
盗賊「……わかった。よいしょっと。ちょい狭いけど、階段から話すよ」
勇者「……え?」
賢者「勇者さん、あの」
勇者a「なんで……話……聞いたんだろ?私が……魔王だッて」
踊子「うん。聞きましたよ」
勇者「う……っすん」
盗賊「こんなことなら王国に帰ってこなきゃよかったなww」
勇者「……遅かれ早カれ……私は」
盗賊「南の王国、食べ物おいしくて自然が綺麗らしいんだ。故郷に帰ってお母ちゃんに顔見せた後、みんなで行こうとしてたんだけどさ。先に行っておけばよかったね」
勇者「……」
踊子「ボソ)ちょっと!何言ってるんですか!」
盗賊「だからさ、これが終わったら」
勇しha「私はいケナい……」
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--地下牢獄--
ゆう者「ワタシは……三日後に……」
盗賊「知ってる」
yuusha「ダッタラ!!」
盗賊「逃げよう」
兵士D「!!」
踊子(な、何いっちゃってるんですかああああああもおおおお兵士いんのに!!)
勇者「……私は、逃げない」
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--地下牢獄--
勇者「私は、出来そこないの勇者だった……だから、だから、ここで逃げたりなんか出来ない。……世界の平和のために……三日後死ぬ」
盗賊「……じゃあ俺が勇者さんに介錯してあげたい」
賢者「!?」
勇しya「yだ」
盗賊「王様が言ってたんだ。俺らの誰かにそれをやらせたいらしい。なら俺が」
勇者「やだ!!」
盗賊「……勇者さ」
勇者「……に斬られたくない」
闘士「……」
勇者「大賢者様に伝えて。死刑執行、貴方にお願いする……って」
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--自宅--
盗賊「ただいま……」
母「!?あ、お帰り俺!!あ、いまは盗賊だっけ?よくやったわね、お母ちゃんうれしいよ!!」
盗賊「母ちゃん……」
母「あんなに駄目だ駄目だと思ってた息子がこんな立派に……!体つきもたくましくなって!!」
盗賊「母ちゃん」
母「しかも聞いたよ。魔王討伐した後に側近を捕獲して連れ帰って来たんだって?三日後には私も処刑場にいくからね!」
盗賊「!!」(……そういうことにしているのか……そりゃそうか)
母「今お前の大好きなシチュー作るからね」
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--自宅--
コンコン
母「はいはーい」
盗賊(あれは世間には公表しないのか……だとすると国のみんなは処刑されるのが勇者だということを知らない?)
母「盗賊ー、城の人がアンタに用だってー」
盗賊「わかったー」
トントントントン
盗賊(なんだ?なんの)「あ」
見習いB「……」
そこにいたのは、盗賊ギルドで供に修業した見習いBだった。
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--自宅--
盗賊「あぁ!!久しぶり!!西の王国の復興でもしてるのかと思ったよ、こっちに来てたんだなww」
見習いB「……どの面下げてそんなことを言いやがる」
盗賊「……え?みなら」
見習いB「俺ら西の王国の人々を見捨てて魔王討伐に向かった勇者一行め!!」
盗賊「え……何を言って」
見習いB「お前達に見殺しにされた18万人の命の恨み決して忘れない!!」
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--自宅--
死刑執行の時に勇者の顔が分からないように布をかぶせる。それは勇者の視界を奪うということでもある。勇者には大賢者が死刑執行すると伝えてあるが、本当の死刑執行者はお前だ。
と見習いBは盗賊に伝えて去った。
母「さぁできたわよ!召し上がれ!!」
盗賊「あぁ頂きます……なぁ母ちゃん、西の王国のことなんだけど」
母「あぁ……魔族に襲撃されて……ってやつのこと?ひどい有様だったらしいわねぇ。生存者は300人くらだったんだっけ?」
盗賊「!?な、なんで!?」
母「なんでって母ちゃんに聞かれてもわかんないけど、奇跡的に生き残ってたのは氷漬けになってた300人だけだって……」
盗賊(なぜだ?……あの後すぐに王国に応援を要請した……なにが)
母「あぁ、さっきの人もしかして西の王国出身の人だったのかしら?大変よねぇ助け出されてまだ1週間も立ってないっていうのに」
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--賢者の家--
次の日、盗賊達は賢者の家に集まった。
盗賊「賢者さんの家でか!!金持ちだったのか」
賢者「はは、とんだドラ息子さ……」
踊子「今は違うんじゃないですか~?」
闘士「すごく……いい男です」
盗賊「まぁ、そんなことはどうでもいいんだ」
賢者「いいんだ!?」
盗賊「勇者さんのことも気になるが、西の王国のその後について話したい」
踊子「なんか変ですよね~。近くの町の伝令にも頼んだし魔法使いさんにも応援救助要請を伝えにいってもらったのに~」
賢者「救助されたのはごく最近。つまり三か月以上放置されてたってことになりますね」
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--賢者の家--
踊子「これだから税金で働いている連中は信用ならんです~」
賢者「でも変ですよね。サキュバスの魔法の氷は簡単には破壊できませんよ。それ相応の負荷を与えないと……山賊やモンスターが現れたところで18万人も破壊できません」
盗賊「……王様は知ってるんだよな、当たり前だけど」
踊子「あの狸は信用ならんですね……隠してること多そうです~」
盗賊「まぁこの件については話しても仕方ないか。ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」
皆の前に出されたのは、かなりでかい縮れ毛だった。
闘士「すごく…………ちん○です…」
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