SSとか小説を載せるかもしれません。
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--処刑場--
処刑場に盗賊達が到着し、勇者に向かって歩いていく。
一般人D「おお!!勇者さん達と王様だ!!」
一般人E「きゃああああ!!」
歓声が湧きあがる。
一般人F「ふざけんなああ!!てめぇら西の王国を見殺しにしやがって!!」
兵士V「おいお前やめろ!!虚言を吐くな!!」
見習いB「やめろ……見習いA」
一般人F改め見習いA「!?見習いBまで……なんでだよおまえだって恨んで……なんだよその格好」
見習いB改め兵士X「……いいからやめるんだ。ここで言ったって仕方がないだろ」
--処刑場--
処刑場に盗賊達が到着し、勇者に向かって歩いていく。
一般人D「おお!!勇者さん達と王様だ!!」
一般人E「きゃああああ!!」
歓声が湧きあがる。
一般人F「ふざけんなああ!!てめぇら西の王国を見殺しにしやがって!!」
兵士V「おいお前やめろ!!虚言を吐くな!!」
見習いB「やめろ……見習いA」
一般人F改め見習いA「!?見習いBまで……なんでだよおまえだって恨んで……なんだよその格好」
見習いB改め兵士X「……いいからやめるんだ。ここで言ったって仕方がないだろ」
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--処刑場--
王様「それではこれより処刑を開始する。処刑する者の名は魔王軍幹部の魔族、サキュバス!!魔王軍の残党であるサキュバスを処刑したその時、長きに渡った魔王との戦いは終わるのだ!!」
民衆「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
賢者「……」
闘士「……」
踊子「……」
兵士X「……?ん?……」(あの女……なにか)
王様「それでは魔王を倒した勇者に処刑を任せたいと思う。勇者、前へ!!」
勇者「……っ」
勇者は一瞬自分が呼ばれたものと錯覚し反応した。
勇者(違う……私は魔族ということで処理されるのね……いや、でも大賢者様が勇者?……)
盗賊「……」
盗賊が大剣を持って勇者の横まで歩いていく。
母「え?え?うちの子が勇者だったの!?あの子ったら何も言わないでまぁ!」
勇者「……」
盗賊「……」
勇者「……大賢者様……ですよね?」
盗賊「っ!!」
勇者「……大賢者様なんですよね……大賢者様なら声を……聞かせてください」
盗賊「……」
王様(気付いたか……)
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--処刑場--
勇者「大賢者様じゃない……のね……盗賊……なんでしょ」
盗賊「気付いて……たのか」
王様「それでは死刑を執行せよ!!」
勇者「やだって……言ったのに」
盗賊「……だって」
兵士Q「勇者様、早くお願いします」
盗賊「!!……っく」
盗賊は大剣を振り被る。
勇者「なんで……よりによって……君なのよ」
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--処刑場--
男の子「今なら間に合うよ」
勇者「!!その声」
男の子「うん、僕だよ。また会いに来るって言ったでしょ」
勇者「そんなだって警備が」
男の子「今僕を認識できるのは君だけなんだ。ほら、どうする?今にも斬られちゃうよ?」
勇者「何を……する気なの」
男の子「ここにいる人間全てを塵にしてあげる」
勇者「!!!!」
男の子「もちろん君の大事な人は無傷でね」
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--処刑場--
勇者「そんなことが……できるの?」
盗賊「?……」(誰かと話している?誰もいないのに?)
王様「どうした勇者よ!!いつまで待たせるのか!!」
男の子「できるよ。君が望むなら一瞬さ。さぁどうする?」
勇者「……っうく」
男の子「……」
勇者「私は……私だって本当は生きたいっ」
盗賊「!!!!」
勇者「でも……私はみんなのために死ぬの。それはもう決めたことなの」
男の子「……」
勇者「盗賊お願い……やって」
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--処刑場--
盗賊「……っふ」
王様「できんのなら私がやるまでだ。勇者よ、剣を貸すがよい」
盗賊「その言葉が聞きたかったんだ」
勇者「……!?」
盗賊「一緒に生きよう」
男の子「……」
王様「!?何を言い出」
盗賊「みんな!!」
闘士「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
大賢者「!?」
ドゴン!!
闘士は横にいた大賢者を殴り飛ばす。
大賢者「っっがっは!!」
踊子「眠れや眠れ~」
踊子の舞を見て兵士達が眠って倒れていく。
兵士P「お、王様を守れ!!」
賢者「水属性魔法レベル2」
ドバシャアアアン!!
兵士達「あぶはぁっ!!」
盗賊「ザ・勇者パーティご乱心☆」
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--処刑場--
ワーキャー
盗賊は勇者の鎖を解き布を取る。
勇者「ぶはっ!?な、なにをしてるんだお前達は!!」
盗賊「勇者を助けてるに決まってんだろ。ってあれ?なんか可愛らしい角が生えちゃってる……もしかして狙ってる?」
勇者「!!み、見るな!!これを……ってなんだ狙ってるって!!」
盗賊「じゃあ……誘ってる?」
勇者「どういう勘違いをしたらそうなるのっ!?」
兵士L「ちぇい!!」
兵士O「はああ!!」
盗賊の後ろから二人の兵士が飛びかかってくる。
勇者「あぶないっ!!」
ザシュ!!
盗賊の一閃によりなぎ倒される兵士達。
盗賊「やば、これ重い……やっぱ勇者に返すよこれ」
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--処刑場--
ワーキャー
王様「どういうことじゃ……勇者よ」
盗賊「俺は勇者じゃねぇ盗賊です。勇者様に仕える……な」
王様「……理解していなかったのか?私の話を」
盗賊「した。ただあんたの話より勇者のほうが大事なだけ……前の魔王とその側近の気持ちが今なら少しだけわかるかな」
王様「馬鹿なことをしたぞ……どのみちすぐ鎮圧されるのだ」
盗賊「そんなことは知らない。俺は盗賊、ほしい物は奪う」
ワーキャー
王様「……受付」
受付「ここに」
盗賊「!?」
王様の後ろには受付が隠れていた。
受付「実に盗賊らしいですね。なら、私はアサシン、主の敵はコロス」
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--処刑場--
王様「……勇者以外生かしておかんでいい。ヤレ」
受付「はい、主様」
ヒュン
ギィィン
盗賊「っっぐ!!!」
盗賊(早すぎる!!おかしい、俺のスピードは人類最速クラスのはずなのに!!)
勇者「あう……」
盗賊「勇者も手伝って!!俺一人じゃとてもじゃないけど」
勇者「だ、だって私は……」
受付「私以外に気を割いていいんですか?」
受付のナイフは盗賊に防御する時間も与えず、腹を切り裂いた。
盗賊「ごふっ!!」
ドサ
崩れるように盗賊は地に伏した。
受付「次はあなた、あなたはダルマにして主様にささげます」
受付は勇者に向かう。
勇者「ひ……盗賊……」
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--処刑場--
賢者「あ、あーあー!皆さん、聞いてください実は」
大賢者(いかん!)「詠唱封印魔法!!」
賢者「……っ……!?」(声がでない!?)
振り返ってみると踊子もそうらしい。
賢者(これだけ広範囲でありながらな僕達以外に魔法がかかっていない……対象を選択しているのか……さすが大賢者!!)
踊子(アー……声が出ないとなると賢者さんは使えないな……)
踊子は舞によって攻撃力と速力を上げる。
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