SSとか小説を載せるかもしれません。
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--魔王城--
盗賊と勇者は魔王城を歩いている。
盗賊「ここ、魔王城だよね……どうなったんだ?」
勇者m「うん、それなんだけどね……」
バン
勇者が扉を開くと、
賢者「あ、起きましたか?」
闘士「お、おで」
踊子「……はぁ~」
サキュバス「よぉ、久しぶりだなぁ男」
盗賊「!?サキュバス!?」
仲間とサキュバスが大広間で食事を取っていた。
--魔王城--
盗賊と勇者は魔王城を歩いている。
盗賊「ここ、魔王城だよね……どうなったんだ?」
勇者m「うん、それなんだけどね……」
バン
勇者が扉を開くと、
賢者「あ、起きましたか?」
闘士「お、おで」
踊子「……はぁ~」
サキュバス「よぉ、久しぶりだなぁ男」
盗賊「!?サキュバス!?」
仲間とサキュバスが大広間で食事を取っていた。
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--魔王城--
サキュバス「あ、醤油とって」
賢者「あ、はい。これですよね」
サキュバス「おお、さんきゅ」
盗賊「……」
サキュバス「ん、ご飯おかわりするけど、よそって欲しいやついるかい?」
踊子「……じゃあお願いします~」
盗賊「なにこれ」
勇者「素晴らしき日本の食卓だな」
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--魔王城--
盗賊「で、何がどうなって魔族と食卓を囲むことに?」
サキュバス「なんだいお前は。助けてもらった者に対してとる態度とは思えないね」
盗賊「助けた……俺達人間を?」
サキュバス「正確には新しい魔王とその側近達……ということかな」
勇者「……」
盗賊「俺達に何を求めてるのか知らないけど俺達は次の魔王にはならないぞ」
サキュバス「……誰だってそう言ってきたんだろうな。私らもそうだった」
盗賊「あ……」
74
--魔王城--
サキュバス「でもな、最後に、アイツが耐えきれなくなって魔王になった時、私らも汚染されたんだ。人への恨みにな」
ゆううさhs「……」
サキュバス「今までこんなものと戦ってたのか、って思うほどアイツは蝕まれすぎていた。一瞬で真っ黒さ。気付けば私達は人をコロスためだけに生きていたよ。なぜか当の本人はそうじゃなくなってたけど」
盗賊「……今はどうなんだ。なんか軽くなった感じがするけど」
サキュバス「それがな、アイツを倒されちまってからなんか冷めちまった。外見はこのままだが、元に戻ったのかな」
盗賊「じゃあ、もう人間を襲ったりは?」
サキュバス「めんどくさくてする気はないわ。私があとしたいことは一つだけだ」
盗賊「そっか……そうだな。お前らは俺達の未来の姿なんだよな」
サキュバス「そうさ、先輩なんだぜ?」
賢者「……はぁ、嫌な運命ですね」
サキュバス「お前らも早めに決めておけ。勇者を取るか、世界を取るか。なに、難しいように見えて簡単だ。なぜなら片方はどのみち手に入らない」
ゆすaha「!!?」
サキュバス「お前らが何のために世界を救ったのか。よく考えて答えを出せ」
盗賊「俺は……」
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--魔王城--
盗賊「俺は貧乳を取るよ」
賢者「まぁあんだけ暴れてしまったしね」
闘士「ゆ、ゆしゃさんとともに!!」
踊子「わたしは勇者様がいないと寝られない体になってしまいましたから~」
yふうしゃ「み……みんなっ」
サキュバス「はぁーあ……その道を選んだ私が言っても説得力にかけたか……」
盗賊「そういう問題じゃないの」
サキュバス「……ふww」
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--魔王城--
サキュバス「じゃあ……これからどうするんだい?人間達も魔王が完全に覚醒する前に攻撃してくるはずさ」
盗賊「ん……それなんだけど、南の王国に行きたいと思うんだ」
踊子「あ~なんか前にも言ってましたね」
盗賊「ずっとみんなで行きたいと思ってたんだ」
勇者「でも、今私達は世界的なお尋ね者になっているんじゃ……」
賢者「これは毎度おなじみ賢者さんのお勉強の時間がやってきたんでしょうか?」
盗賊「いいよもうだるいよ、そんなんいいからもう行こうよ」
賢者「そ、そんな」
踊子「よしよし~」
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--魔王城--
盗賊「あ、出かけてる時に尋ねてきたら悪いから書置き残しておこう。えーと、『バカンスに行ってるので用がある方は伝言を残しておいてください』っと」
踊子「わたし達どんだけ人間舐めてんでしょうね~」
勇さはおう「でも、本当に大丈夫なのかなぁ……」
踊子「南の王国は別名亜人種の国と呼ばれてまして、他の四カ国から迫害を受けているんですよ~。住んでいる全ての民が亜人種というわけじゃないんですけどね、まぁ何かを差別しておいたほうが自国はまとまりやすくなりますしね。そんな背景があるので亜人種は普通の人間に対していい印象を持ってません。だから勇者パーティを見たところで、他の王国に密告するなんてことはないでしょうね~」
賢者「すっごい長々と説明された!!僕の数少ない出番だと思ったのに!!」
踊子「てひっ」
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--魔王城--
ゆま者「で、でもそれじゃ私達も入れてくれないんじゃ」
盗賊「彼らだって人間の全てが悪いやつじゃないことはわかってる。ごく少数ではあるが共生しているのがその証拠だ。それに今は可愛い角っ娘とサキュバスがうちのパーティにはいるからな。彼らは同族間の絆が強い。貧乳とサキュバスは同類じゃないけどまぁ見た目かわんないし。そんで亜人種と一緒にいる人間達ってのは彼らからしたら良い人間に見えるらしい。だから問題ないのよ」
賢者「盗賊君まで!!あんだけだるいとか言ってたのに!!」
盗賊「でへへへへっ」
サキュバス「私はいつの間にあんたらのパーティの一員になったの?……」
サキュバスが仲間になった。
賢者「ぐすっ……あれ?6人目のパーティなのになんか別になんともない。まぁなんかあるわけじゃないんだけどさ」
盗賊「多分、もう勇者パーティとして認識されてないからだろうな」
ゆうsまお「……」
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--魔王城--
盗賊「よおおし、久々の旅だあああああ!!いくぞおおおおお!!」
一同「おおー!!」
サキュバス「え、待って。あんた達ぃまさか歩いて行く気がじゃないでしょうね?」
盗賊「旅は歩きに決まってんだろ!!」
サキュバス「えぇ~……冗談じゃないわ。グリフォン」
サキュバスの呼ぶ声に反応し、天空から巨大なグリフォンが飛んでくる。
ゴオオオオオオオバサッ
盗賊「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」
勇者「きゃああああスカートが!!」
というか風で飛ばされる勇者。
盗賊「ゆううしゃあああああああああああああ」
グリフォン「サー、イエスマム!!何の用でありますか!!」
サキュバス「私達を南の王国まで運んでちょうだい」
グリフォン「サー、イエスマム!!」
グリフォンは盗賊達を手で掴んで背中に乗せると飛びだった。
80
--南の王国--
一時間後。盗賊達は南の王国に到着した。
サキュバス「御苦労」
グリフォン「サー、イエスマム!!自分はこれより待機行動へ移ります!!御用があればいつでも呼んでください!!」
バサッゴオオオオオオオ
盗賊「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」
勇者「きゃああああスカートが!!」
というか風で飛ばされる勇者。
盗賊「ゆううしゃあああああああああああああ」
踊子「……もうあれに乗りたくないです~」
賢者「ま、まったくです……あれ?」
踊子「どうしたんですか~?」
盗賊「大丈夫かゆうしゃあああああああああ」
勇者「きゃあああああ変態変態変態っ!!!!」
賢者「……闘士がいない」
サキュバス「……落ちたか」
闘士をロストした。
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