SSとか小説を載せるかもしれません。
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161
--魔王城--
魔王が気付いた時には空中に浮かんでいた。
魔王(はて……?)
魔王はその原因を探ろうと辺りを
ドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!
魔王「!!む?」
何か光の帯のようなものが魔王の傍をぐるぐると回っている。
魔王はそれから攻撃を受けてるせいで、宙に浮かんだままなのだ。
魔王(これ……は)
光速に近い速さで動く盗賊の攻撃を、魔王は対応などできるはずもない。
--魔王城--
魔王が気付いた時には空中に浮かんでいた。
魔王(はて……?)
魔王はその原因を探ろうと辺りを
ドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!
魔王「!!む?」
何か光の帯のようなものが魔王の傍をぐるぐると回っている。
魔王はそれから攻撃を受けてるせいで、宙に浮かんだままなのだ。
魔王(これ……は)
光速に近い速さで動く盗賊の攻撃を、魔王は対応などできるはずもない。
162
--魔王城--
魔王「ふ、しかし無駄なことよ。我にとって水に浮かんでいるのとさして変わらぬ」
盗賊「……」
光の攻撃は止んだ。
ドサりと魔王の体は地に落ちる。
盗賊「みたいだな。せっかくこんだけ強くなったからごり押しでも行けるかと思ったけどやっぱだめか」
魔王「当たり前だ。今度は勇者の時とは違う。1足りともダメージは受けておらん」
盗賊「勇者さん」
勇者「ん?なんだ?」
盗賊「準備しといてね」
勇者「あぁ!」
魔王「……」
盗賊はまたもや消える。
163
--魔王城--
魔王「ぬ?」
魔王が辺りを見回している間に盗賊は元の位置に現れた。
その手に持っているのは
赤の手紙。
魔王「!!……それは」
魔王はハッと気づいて胸に手をやる。
無い。……命より重いモノが無い。
盗賊「どうもこれが魔王の核のようなものっぽい」
勇者「……これか。よくやった」
魔王「……」(攻撃では無かったのか……我があれから注意を逸らすための……)
勇者は大剣を構える。
盗賊「あー!俺の手柄なんですから一緒にやりましょうよ!」
勇者「ば、ばか!!そういう問題じゃ」
盗賊は大剣を持っている勇者の手に自分の手を重ねる。
魔王(……ふぅ。こうもあっさりとはな。役目は……果たせたのだろうか……ん?)
魔王「ふっ」
魔王は笑いが抑えきれない。それもそのはず、
魔王「お前ら……ケーキ入刀のかっこじゃねぇか」
勇者「ばっ!!/////」
盗賊「いいなそれwww」
魔王「……汝らは健やかなる時も病める時も、世界を救うことを誓いますか?」
盗賊、勇者「誓いませんww!」
ザン
164
--草原--
あれから四日後。
魔王が勇者の手により倒されたというニュースは、人々を伝って世界中を駆け巡る。
当の本人である勇者達は、近場の村で傷をいやし、王国へと帰ろうとしていた。
盗賊「魔王倒した!!っていうのに何かいいことが起きるわけではないんだねー」
勇者「まぁ……簡単ではないんだろ。人間というのも」
賢者「謝礼とかでるんですかね……」
踊子「出なかったら国潰します~」
盗賊「お母ちゃんがいるんでまじで勘弁して下さい……」
勇者「……ふふっww」
165
--王国--
盗賊「やっと……帰って来たな!」
賢者「えぇ。1年ぶりくらいですかね。故郷かぁ……」
闘士「お、おで」
勇者「まずは王様に……ん?みんな……出迎えだ!!」
王国への入り口に、兵士達が道を開けて整列していた。
賢者「壮観ですね……!それも半端な数ではありませんよ!!国中の兵士が我々を出迎えています!!」
勇者「あれは!!」
兵士達の先頭に黒服の男が立っていた。
盗賊「魔法使い!!」
166
--王国--
魔法使い「皆さん魔王討伐お疲れさまでした。城で王様がお待ちです」
賢者「えwww魔法使いさんキャラ変わってるww」
闘士「う、うほっ!いい男!」
盗賊「へへww」(そういや王様に会いに家を出たって言うのに、魔王討伐してから会うはめになるとはなww)
まぁそんなことはいいか。もう何も問題にすらならない。
だって、
盗賊「行こう!!貧乳さん!!」
勇者「ばっ!!こんなとこでそれを!!」
勇者募集してたから王様に会いに行った
THE END ?
魔法使い「勇者を捕えろ」
兵士A、B、C、D、E、F、G、H「はっ!!」
ガチャガチャガチャ!!!!
盗賊「……え?」
第二部完
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