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--隠しダンジョン地下四十七階--

たった一瞬気を取られたことにより、

犬娘「っっがは!!」

部隊長Eによって、犬娘の腹部がかき切られてしまう。

鷲男「!?」

それを見た鷲男は一瞬動揺するが、頭上から飛来する二人の攻撃を避けるために横に羽ばたいた。

部隊長D「っ」

落下中の部隊長Dは、上の階にまで繋がっている紐をひっぱる。

ドオン

鷲男「なっ!?」

すると何かがさく裂し、鷲男が回避した先に岩のシャワーが降り注ぐ。

バチィ

鷲男「っぐ!!」

さらに、回避も防御もさせまいと、魔法罠が鷲男の体を捕える。

盗賊王「お前なんかが守護隊長とは、南の王国も終わりだな」

鷲男「っっ!!」

盗賊王は、鷲男を横目で見ることすらしない。

ドゴオオオン!!

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--隠しダンジョン地下七階--

隊員2「えええええええええ?自傷癖!?」

部隊長D「違います!!ボスを変態みたいに言わないで!!」

盗賊王「うっぐっ!!」

盗賊王の左手の周囲に黒いオーラが現れる。

部隊長B「!!」

盗賊王「……っは」

ニンギョーズ『ああああ、ぎょ、あがああああ』

ニンギョ達はそのオーラを見ておびえ始める。

盗賊王「……おびえるか。そりゃそうだな。この力は……魔王のだからな!!」

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--アジト--

盗賊王「よし、出発する。部隊長A、後のことは頼んだぞ」

部隊長A「任された」

部隊長D(あの女の子は今回の任務にはいないみたいね……うし!)

部隊長E「ボスの身の危険は全てわたくしが排除いたします。この身にかえてでも!!」

部隊長D(しまった……忠実な犬がいたか)

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--第十二のダンジョン地下三十五階--

盗賊王「……違う、俺の名は盗賊王だ」

勇者「!?……もしかして今世間を騒がしているのは……」

踊子「大泥棒さんじゃないですか。よくは知らないけど落ちましたね~」

盗賊王「ざけろ。お前らこそこんな雑魚一匹狩れんのか?……人類最強のステータスを持っていながら不甲斐ない……」

踊子「ぴきぴき!!」

勇者「……王国には帰らなかったのか?」

盗賊王「あぁ、俺はまだ目的を果たしていないのでな」

勇者「目的?……」

盗賊王「……魔王討伐だ」

勇者「!?」

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--第十二のダンジョン地下二十三階--

勇者「ふぅ、結構敵が強くなってきたな。みんな、大丈夫か?」

魔法使い「バリよゆーwwwww」

賢者「なんとか大丈夫です」

闘士「お、おで」

踊子「しかし最後のほうのダンジョンなだけあって、敵が強いですね~」

賢者「えぇ、明確に弱点属性で攻撃しないとろくに攻撃が入りませんからね」

勇者「え?そう?」

魔法使い「バリよゆーwwwww」

賢者「……勇者さんはごり押し安定ですね」

踊子「魔法使いさんも火力高いから、弱点である土属性以外には押せちゃいますしね~……」

賢者(盗賊君……今は何してるのかな)

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