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--会議室--
俺「こいつが……勇者……」
勇者「どうする?やらないのか?こいつだけに言ってるんではない、誰でもいいんだぞ?もちろん全員いっぺんで構わない」
男A「1ダメージだと……?そうやって馬鹿にして!!」
男B「1とかwwらくしょおwwっうぇっうぇwww」
男C「お、おでん」
俺「せ、せっかくだから」
ズカバキドカ!
一瞬で宙を舞う俺達。
--会議室--
俺「こいつが……勇者……」
勇者「どうする?やらないのか?こいつだけに言ってるんではない、誰でもいいんだぞ?もちろん全員いっぺんで構わない」
男A「1ダメージだと……?そうやって馬鹿にして!!」
男B「1とかwwらくしょおwwっうぇっうぇwww」
男C「お、おでん」
俺「せ、せっかくだから」
ズカバキドカ!
一瞬で宙を舞う俺達。
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--教会--
神父「しんでしまうとはなさけない」
俺「いやすいません……」
勇者「まさかパンチ一発で死ぬとは……すまなかった」
男A「いやこちらこそすいませんでした……」
男B「うはwww俺様生きてたwwwヨユーwwww」
男C「お、おで」
勇者「……ま、まぁ私も少し言い過ぎた。いくら王様の作戦だったとはいえ、君たちはただ単に騙された被害者なのだからな」
男A「いえ……僕も大人げなかったです」
勇者「うん……いやしかし君達。嫌なら私のお供などやめていいぞ?」
俺「!?」
勇者「あ、いや、決して君たちが弱すぎるとか役に立たなそうとかじゃないんだ。……ただでさえ危険な仕事だしな、私なんかのお供をやるために決心して来たのではないだろう?」
男A「それは……」
俺(勇者になるって言って家飛び出てきたしなぁ)
勇者「私から王様に言っておくよ。みんな辞退しましたって」
男C「お、おでは」
男A「……」
勇者「……でも所詮私も一人の人間に過ぎないんだ。いくら勇者だと持て囃されていても、仲間を頼りたくなる時もあるんだ……」
そう言って勇者は仮面を取る。
勇者は可愛い女の子だった。
俺、男A、男B、男C「お供させてくださぁああい!!!!」
勇者「ビクッ!!」
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--草原--
勇者「それでは出発だな。みんな、装備や道具は大丈夫か?」
俺「なんとか大丈夫かと。てか王様がくれた金があまりに少なくて、恥ずかしながら親に少しもらいましたよww」
男A「あー、ね。120Gとかやっぱあの人なめてるのかな。仮にもこれから魔王討伐に行こうっていうのに」
男B「120とかwwwwwwお菓子代で全部無くなっちまったしwwwww」
俺「え?」
14
--草原--
モンスターがあらわれた!!
勇者「みんな準備はいいな?いくぞ!!」
俺ら「おおおー!!」
男C「お、おで!!」
俺「お!男Cが敵の攻撃を防いだ!!」
男B「だるすwwwwサンダーとかいってwwww」
男A「えっと、これが治癒魔法か」
俺「みんな役に立ってる……俺も盗賊らしく」(……ん?盗賊らしくって何したらいいんだ?)
勇者「あと一体!」
俺「よ、よしとりあえずつっこむ!!」
モンスター「ギャアアアス!!」
モンスターのこうげき!7のダメージ!
俺はちからつきた。
--教会--
勇者「しばらく寄生でいいから」
15
--草原--
モンスターがあらわれた!!
勇者「こいつは!」
俺「え?なにこれ」
勇者「こいつは『幻覚使い』だ。幻覚でそれぞれ自分の好きな人の姿に見える!!気を抜くな!!」
俺(やべぇ俺には勇者さんの裸姿に見える。裸見たことないけど。俺、勇者さんのこと好きだったのか)
男A「うっ」
男Aはにげだした。
男B「逃wげw出wしwたwwww」
勇者「なっ!!……っく、無理もないか。自分の好きな人を倒すようなものだからな。よし私達だけで倒すぞ!!」
俺(うわっ!!視線が誘導されてそれどころじゃ)
一分後。
男Aがさんせんした!!
賢者「やぁ、おまたせっ!!」
俺「男Aさん!ってなんかスッキリした顔してるううううううううう」
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--草原--
モンスターをたおした!!
勇者「はぁ、はぁ」
俺「お疲れっす皆さん、はいおしぼり」
男A「……あぁ、どうも」
男B「俺っちテラニートwwww」
勇者(……彼らはがんばってくれている。だがあまりに役に立たないな。やはり専門校を卒業した人間をパーティに入れるべきだったか?)
俺「はい勇者さん、おしぼりっす」
勇者「あぁ、すまない」(いや、そんなことを言ってはいけない。彼らは進んで魔王討伐を名乗り出たのだから……そうだ!)
男A「勇者さん、僕たちは今どこを目指して進んでいるんですか?」
勇者「ああ、それなんだが少しだけ進路を変更する。君らのためにもな」
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--西の王国--
俺「久しぶりの町だ……てかでかい!!」
勇者「ちょっと待ってろ。入国手続きをしてくる」
男A「改めて思うが勇者はすごいな。どんな国でも無条件で入れますし」
勇者「手続き完了だ。それではここで君たちに修業してきてもらう」
俺「修業ですか?」
勇者「うむ。むしろ君たちの実力を思えば最初から修業させてから旅に出たほうが良かった。実戦経験を積めばなんとかなるとおもったが、ちょっと無理だったなww」
俺(笑顔ですごいこと言ってる)
勇者「ここには色々な職業の修行場がある。無事クリアすれば十分な戦闘力がつくだろう」
男C「修業とかまじむりwwwwww」
男A「勇者さんはその間どうするんですか?」
勇者「うん。近場のダンジョンを制圧してこようと思う」
俺「一人で!?」
勇者「なぁに心配するな。無理だったらあきらめて帰ってくるさ」
そして俺らの修行が始まった。
18
--盗賊ギルド--
師範代「いいか貴様ら。盗賊にとって一番何が大事だと思う?」
見習いA「はい、お宝です!!」
師範代「うん……そういうことじゃなくてね。一番大事なのは俊敏性だ。今から貴様らは24時間、食べる時も寝る時も用を足す時も俊敏性を磨く修業をするのだ!!」
見習い達「はい!!!!」
俺(うんこしてる時も俊敏性の修行って……)
19
--盗賊ギルド--
見習いA「よぉ、聞いたぜ?アンタ、勇者のパーティの一人なんだってな」
俺(誰だろ?)「あ、うん。一応ね」
見習いB「……」
俺「?どしたん?」
見習いB「ずばり聞くが、アンタには特別な何かがあるのか?」
俺「え?」
見習いA「いやだってさっき見た限りじゃ、アンタ動き大したことないぜ?」
俺(……ひでぇ)
見習いB「勇者のパーティには、その道の職業を極めた人物でないとなれない、って言われてる。なのにおかしいじゃないか」
俺「う、うーん」
20
--盗賊ギルド--
見習い達「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ!!」
師範代「反復横とび500回終わったやつから次のメニューへ行け!!」
俺(く、き、きつすぎる……俺、ずっとニート、だったのに、こんな、常人でも、きつい、こと)
師範代「おらおらおらどうしたああああああああ根性だせやああああ」
--教会--
師範代「……悪かったな」
俺「いやすいません……本当」
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