忍者ブログ
SSとか小説を載せるかもしれません。
111

--荒野--

賢者「思ったより早くつきましたね。……いや、不自然だ」

勇者「あぁ、一度もモンスターと遭遇していないというのはおかしい」

盗賊「罠なんすかね。でも見たところ魔王城周辺に変な所はないですよ」

盗賊は左目の眼帯を外して遠くを見ている。
左目の眼球を失った盗賊だったが、その眼窩に異変が生じたのだ。
なぜかその部分に魔力がたまるようになり、眼帯を外せばスキルを使わずとも透視眼と同じような効果を持つようになったのだ。

踊子「罠だったら罠ごと吹き飛ばせばいいんですよ~」

盗賊「なんでこの人こんなに好戦的なんだろう」

拍手[2回]

PR
101

--宿屋--

盗賊「そんな知略にとんだことを、あの戦場でやっていたとは……」

賢者「何を言ってるんです。相手の属性を看破できていたのは、盗賊君の鑑定眼のスキルのおかげじゃないですか」

盗賊「鑑定眼?何それ?弱点を見つける透視眼じゃなくて?」

一同(そのスキルが無くなってたのかよ……)

パーティにおける盗賊の価値がさらに低下した。

盗賊「そういや勇者さんの属性って……」

勇者「ん!?えっとねぇ……全部wwえへへ」

盗賊「ふざけんなよ!!」

拍手[2回]

90

--宿屋--

勇者「……どうだった?」

盗賊「まさか……わざとだったんですか。髪の毛がこれ見よがしにテーブルに置いてあったのも、俺に本を渡したのも」

勇者「うん……」

盗賊「なんでですか。どうして」

勇者「……私を知っておいて欲しかった。私がどんな想いで勇者をやっているのかを。あの時みたいに君が……身を犠牲にしてまで守る必要のある存在なのかを」

盗賊「……」

拍手[2回]

81

--誰かの過去--

それから私は王国に連れて行かれることになる。玉座の間で初めて王様に会った。

王様「君か……こんな幼いのに大変なことだ」

?「……」

王様「……大賢者」

??改め大賢者「はっ」

王様「この子の世話をお前に任せる」

大賢者「お任せください」

拍手[2回]

71

--誰かの過去--

王国からえらい人がやってきたらしい。なんでも私の噂を聞いて来たそうだ。

団長「いやいやそうはおっしゃられましてもぉ。あの子は我がサーカス団の顔なんですよぉ」

??「好きなだけ金を払ってやる。いくらがいい?」

団長「……そうですかぁ。では100億用意して頂きましょうか」

??「……」

団長「貴方様が本当に王国の使者で、それほど重要だと言うのであればそれくらい払えるでしょう?」

??「……わかった。明日までに持ってこさせよう」

団長「なぬ!?」

拍手[1回]

カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[01/08 NONAME]
[02/24 NONAME]
[08/01 NONAME]
[08/22 ぴよひこ]
[07/05 ちー]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Qw0
性別:
非公開
バーコード
P R
カウンター
ブログ内検索
アクセス解析
Copyright ©  -- Qw0の書き物書き物 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]