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--魔王城--

盗賊と勇者は魔王城を歩いている。

盗賊「ここ、魔王城だよね……どうなったんだ?」

勇者m「うん、それなんだけどね……」

バン

勇者が扉を開くと、


賢者「あ、起きましたか?」

闘士「お、おで」

踊子「……はぁ~」

サキュバス「よぉ、久しぶりだなぁ男」

盗賊「!?サキュバス!?」

仲間とサキュバスが大広間で食事を取っていた。

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--処刑場--

勇者(よくも!よくも!!盗賊をおおおおお!!)

ガイン!!

受付「あなたが強いのは知っています。魔王を倒せる人間なんて世界広しと言えどあなたしかいないでしょう。ですが」

ドシュッ

勇者「っっ!!」

勇者の右肩が斬られてしまう。

勇者(あああああああああ!!!!)

ギギギン!!

受付「あなたは対魔能力に長けた人間、私は対人能力に長けた人間……私達はまるっきりの正反対ですね。人を斬ったことはないですか?どうも鈍いです。私に斬らない日はありませんよ」

ドシュドシュドシュドシュ

勇者の手足は全て斬り落とされる。

勇者「っっ……」

受付「……人を殺す技術で私に勝てるものは存在しません」

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--処刑場--

処刑場に盗賊達が到着し、勇者に向かって歩いていく。

一般人D「おお!!勇者さん達と王様だ!!」

一般人E「きゃああああ!!」

歓声が湧きあがる。

一般人F「ふざけんなああ!!てめぇら西の王国を見殺しにしやがって!!」

兵士V「おいお前やめろ!!虚言を吐くな!!」

見習いB「やめろ……見習いA」

一般人F改め見習いA「!?見習いBまで……なんでだよおまえだって恨んで……なんだよその格好」

見習いB改め兵士X「……いいからやめるんだ。ここで言ったって仕方がないだろ」

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--地下牢獄--


ゆあがhs「オカアサン……オカアサン……オカアサン……」

勇者はそれから二日間泣いて過ごした。
暴れたため、鎖で繋がれた部分は血が滲み、頭部からは少量の血が出続けていた。
蝋燭の炎に照らされる真っ赤に染まった勇者。


処刑は明日の昼行われる。

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31

--賢者の家--

盗賊「実はこれ、魔王の毛らしいんだ。俺の服についてた」

賢者「アッー!!」

盗賊「いや、違う違うから、ほら、俺最終決戦で魔王とくんずほぐれつしてた時があったじゃない?」

踊子「アッー!!」

盗賊「いや確かに今の表現はまずかったけどさ、多分その時についたんだ」

賢者「でも魔王ってそんなに毛生えてませんでしたよね。髪の毛はすごく長くて金髪でしたけど、これ黒くて縮れてるし」

盗賊「うん。まぁぶっちゃけ魔王のち○げなんだと思う」

闘士「アッー!!」

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