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--宿屋--

勇者「……どうだった?」

盗賊「まさか……わざとだったんですか。髪の毛がこれ見よがしにテーブルに置いてあったのも、俺に本を渡したのも」

勇者「うん……」

盗賊「なんでですか。どうして」

勇者「……私を知っておいて欲しかった。私がどんな想いで勇者をやっているのかを。あの時みたいに君が……身を犠牲にしてまで守る必要のある存在なのかを」

盗賊「……」

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--誰かの過去--

それから私は王国に連れて行かれることになる。玉座の間で初めて王様に会った。

王様「君か……こんな幼いのに大変なことだ」

?「……」

王様「……大賢者」

??改め大賢者「はっ」

王様「この子の世話をお前に任せる」

大賢者「お任せください」

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--誰かの過去--

王国からえらい人がやってきたらしい。なんでも私の噂を聞いて来たそうだ。

団長「いやいやそうはおっしゃられましてもぉ。あの子は我がサーカス団の顔なんですよぉ」

??「好きなだけ金を払ってやる。いくらがいい?」

団長「……そうですかぁ。では100億用意して頂きましょうか」

??「……」

団長「貴方様が本当に王国の使者で、それほど重要だと言うのであればそれくらい払えるでしょう?」

??「……わかった。明日までに持ってこさせよう」

団長「なぬ!?」

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61

--誰かの過去--

私の最初の記憶。
それは下水道で生活していた時のもの。
暗くてジメジメしていて汚い水が流れている。でもそれが世界の全てだと思っていた。

??「あら、ここにいたの。あんまり動いちゃだめだと言ったでしょ」

?「うん、でもねずみさんがいたのー!」

今考えるとおかしな話だが、私は喋る白い色のワニと暮らしていた。

??改め白ワニ「ほら食べ物を持って来たよ。いつものきれいな場所で食べようね」

?「うんー!!」

どういう経緯で白ワニと出会ったのかわからないが、私にとって白ワニは親のようなものだった。

白ワニ「最近上の人間達が私達に気づいたようなの。そろそろ引っ越しをしようと思うのよ」

?「わかったー」

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--教会--

貧乳「それより……なんか違和感とかない?」

盗賊「へ?別になにも変わらないけど……あ、左目が見えない!!……ってなんだぁ、包帯が巻いてあるだけじゃないの」

賢者「あはははは」

踊子「あはははは、はは、は」

盗賊「ぺろんとね!……ん?見えない……あれ?」

賢者「落ち着いて聞いてくれ盗賊君」

盗賊「うん……なに?」

賢者「まずだな、戦闘の結果、生き残ったのは踊子君だけだった」

盗賊「うん。らしいね」

賢者「それでだ。踊子君は優先順位的にも貧乳さんをまず教会に連れて行ったんです」

踊子「結構バラバラになってたから大変だったんですよぉ」

盗賊「まぁ当たり前だよね。貧乳さんあってのパーティだもん」

賢者「で、次に復活した貧乳さんと踊子君とで死体を回収しにいった」

盗賊「ふむふむ」

賢者「次に誰を選んだのかということなんだが、本来は僕と盗賊君を運ぼうとしたらしい」

盗賊「ほうほう」

賢者「だけれど君の体はぐっちゃぐちゃになって飛散していたんだ。悲惨なまでに」

盗賊「ダジャレっすか」

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